| 研究課題/領域番号 |
12301008
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| 研究機関 | 北海道大学 |
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研究代表者 |
関 孝敏 北海道大学, 文学研究科, 教授 (30105647)
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| 研究分担者 |
稲葉 昭英 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (30213119)
林 研三 札幌大学, 法学部, 教授 (60218568)
平澤 和司 北海道大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30241285)
岡庭 義行 帯広大谷短期大学, 日本語日本文学科, 専任講師 (60331196)
轟 亮 信州大学, 人文学部, 助教授 (20281769)
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| キーワード | 中山間農村 / 世帯戦略 / 都市の既婚子 / 農村の高齢者 / 相続 / 扶養 / 継承 / 家族協定 |
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| 研究概要 |
本年度の研究実績は、以下のとおりである。(1)標題の中山間農村に関して、いずれを研究対象地として設定するかは重要な課題であった。そのために秋田県阿仁町および南外村、長野県八千穂村、広島県芸北町、そして北海道赤井川村をそれぞれ選択して予備調査を行った。それぞれの自治体における人口高齢化とそれに対する当該自治体の取り組みに関する基礎的資料の収集に努めた。(2)都市の既婚子に関しては、広島市在住の芸北出身者を対象者として事例的考察によるインタビュー調査を開始した。秋田県の両自治体では、都市における同郷人会についての情報収集を行い、秋田市および首都圏における同郷人会の存在を把握した。(3)世帯戦略の概念を鮮明にするためには、「家族における契約」の概念が重要であると考え、関連領域である法社会学や経済社会学における相続・扶養・継承に関する最近時の基本的文献を収集し検討を行った。あわせて「家族協定」を実施している北海道森町濁川地区の地域住民および長野県中村市の農家の方々より「家族協定と契約」に関する聞き取り調査を行った。(4)以上の諸点をより鮮明にするために、フランスの農村住民および都市住民に関する相続・扶養・継承に関する聞き取り調査を現地において実施し、国際比較研究のための基礎的資料の収集に努めた。なおフランスに関する地域資料は、センサス資料に順ずる統計的な地域データについてホームページを通じてダウンロードし収集した。
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