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2000 年度 実績報告書

地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12301009
研究機関一橋大学

研究代表者

矢澤 修次郎  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20055320)

研究分担者 新原 道信  横浜市立大学, 商学部, 助教授 (10228132)
矢澤 澄子  東京女子大学, 文理学部, 教授 (62963252)
古城 利明  中央大学, 法学部, 教授 (70055185)
山田 信行  帝京大学, 経済学部, 助教授 (80287002)
伊藤 守  早稲田大学, 教育学部, 教授 (30232474)
キーワード科学・技術革命 / 情報技術革命 / 地球情報社会 / ネットワーク / テクノポリス / 地域のコミュニケーション能力 / 情報民主主義 / マルチカルチュラリズム
研究概要

本年は、課題に関する理論的基盤固めと次年度以降の調査対象地の選択のための予備的な考察を中心に研究が行われた。まずはじめに「地球情報社会」における社会発展、社会変動の原理をどのように捉えるかに関しての研究が集中的に行われ、暫定的な結論として、科学研究の原理が社会変動、社会発展の様式になってきていることを確認することができた。今日の社会で、われわれがなによりもまず理解しておかなければならないことは、科学革命が進行しつつあるということである。科学は、徹底的に自由で開かれた科学者のコミュニティにおいて、各人が行う科学に対する貢献を、仲間がレビューしてゆくことによって発展する。そしてそのプロセスが、特定の具体的目的に結びついて技術革命を引き起こす。今日社会を大きく変えようとしているのは、こうした科学・技術革命であり、しかも今日の科学。技術革命は、グローバルなコミュニケーションネットワークに支えられてダイナミックに進行していることに注意する必要がある。したがって今日における地域社会発展の条件として重要になると予測されることは、なによりもまず、科学技術発展の条件を地域内に作り上げることである。そのためには、大学・研究機関の集積、情報産業・生命工学産業・メディア文化産業の集積はなどが必要になる。しかし最も重要なことは、従来の地域よりも広い地域でありながらも地域としての一定のまとまりを持つと同時に、地域がグローバルに開かれた知識・情報ネットワークを形成しうるかどうかということである。この点を中心として地域形成が行われない限り、地域の発展はありえないのではないか、これが本研究の得た仮説である。換言すれば、地域の発展は先端的な研究機関の集積を持たなくてもいいだろう。どの地域もそうできるということはありえない。そうした条件を持たない地域でも、その地域に特性を生かして、その地域のコミュニケーション能力を高めて行くことが最も重要なことになるのではないか。
そうした観点から、次年度の調査対象が決定される。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 矢澤修次郎: "ITがもたらす地域変容と社会運動"住民と自治. 20001年3月号. 40-43 (2001)

  • [文献書誌] 古城利明: "イタリアのリージョナリズム"中央大学社会科学研究所年報. 第4号. 1-23 (2000)

  • [文献書誌] 伊藤守: "テレビ・オーディエンスの歴史的ポジションを測量しなおすために"放送学研究. 49. 39-69 (2000)

  • [文献書誌] 長谷川裕: "教師の多忙とバーンアウト(燃え尽き)-那覇・浦添の調査より"おきなわの子どもと教育. 55. 2-11 (2000)

  • [文献書誌] 山田信行: "グローバリゼーションと日本的システム"社会政策学会誌. 4. 27-35 (2000)

  • [文献書誌] 山田信行: "FTZ問題と沖縄-中核性と周辺性の相剋"帝京社会学. 14. 133-157 (2001)

  • [文献書誌] 矢澤澄子 (共著): "少子化時代のジエンダーと母親意識"新曜社. 216 (2000)

  • [文献書誌] 井上孝夫: "現代環境問題論"東信堂. 198 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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