研究課題/領域番号 |
12301020
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
林 忠行 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90156448)
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研究分担者 |
佐原 徹哉 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (70254125)
北川 誠一 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (50001813)
宇山 智彦 北海道大学, スラブ研究センター, 助教授 (40281852)
松里 公孝 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20240640)
篠原 琢 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20251564)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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キーワード | 東欧 / 中央ユーラシア / 近代 / ネイション / 国民 / 民族 / エスニシティ |
研究概要 |
本研究は、東欧および中央ユーラシアにおける近代とネイションをめぐる歴史と歴史意識を新しい視角から再検討すること、体制転換後の当該地域の歴史学を、とくに民族史の叙述に注目して再検討すること、さらにそれらとの関連を意識しながら現在におけるさまざまな民族紛争にも光を当てることを研究対象とした。 研究代表と分担者は上記の問題設定に沿って、それぞれの個人研究を進めるのと並行して、それぞれの研究対象地域を専門とする他の研究者、とくに若手研究者を主とする研究会を組織し、可能な限り多くの事例研究を蓄積することを目指した。より高度な今後の理論研究にこの研究が貢献するためには何よりも、研究メンバーの専門の範囲を超えて、事例研究の積み上げが欠かせないからである。またこうした共同研究に若手研究者を加えること、それらの若手研究者に本研究で収集される資料および北海道大学スラブ研究センターの既存の資料を利用する機会を与えることで、本研究の目的に沿った方向で若手研究者の研究を支援することにもつとめた。 定例研究報告会が5回、外国人研究者を招聘した国際シンポと公開シンポがそれぞれ1回ずつ開催され、そこでの報告は報告集として刊行された。多くの報告は構築主義的な視角からの事例研究であったが、その内容は多様で、いくつかの報告は構築主義そのものに再検討を迫るものでもあった。また、連邦国家解体後に現れた新興国家の公式史学などには顕著な本質主義の傾向が見られることも確認された。
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