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2000 年度 実績報告書

大振幅運動する船舶の非線形粘性流体に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12305065
研究機関大阪府立大学

研究代表者

池田 良穂  大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10117989)

研究分担者 正岡 孝治  大阪府立大学, 工学研究科, 助教授 (10244659)
馬場 信弘  大阪府立大学, 工学研究科, 助教授 (10198947)
岡田 博雄  大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (90081398)
片山 徹  大阪府立大学, 工学研究科, 助手 (20305650)
キーワード大振幅 / 非線形 / 横揺れ減衰力 / 波浪強制力 / 船体運動 / 同調横揺れ
研究概要

比較的大きなビルジキールを有する模型船による大振幅の強制横揺れ試験を実施し、大振幅における横揺れ減衰力の非線形特性について調査した。その結果、従来の結果とはかなり違う特性を示すことが確認でき、現在、その原因を流体力学的な視点から調査している。特に、横揺れ減衰力の推定法として広く使われている池田の方法による推定値とは、定性的にも、定量的にも、かなり大きく異なることが分り、推定法の改良が必要であると思われ、来年度以降の研究の中でこの改良を行うことにする。
また、同じ模型船を用いて、大波高横波中での波浪強制力の計測を実施した。その結果からも強い非線形性が確認され、大波高時での船体運動の解析にあたっては、波浪強制力も含めた流体力の非線形性を正確に考慮することが必要であることが分った。
さらに、大波高横波中における船体運動の計測も実施した。ビルジキールのない時には、30度以上の大振幅の横揺れを行い、またその応答曲線には同調付近において強い非線形性が現われることが確認した。また、ビルジキールの有無に関わらず、横揺れ角が15度を越えると横揺れ振幅が波高には比例しなくなる傾向が見られた。これらの運動に現われる非線形性を、上述の減衰力および波浪強制力の計測結果に基づいて考察を行い、動的な流体力の非線形性および復原力の非線形性の寄与についての検討を行っている。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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