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2000 年度 実績報告書

泌尿器科系におけるcommon disease群の発症要因の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12307034
研究機関高知医科大学

研究代表者

執印 太郎  高知医科大学, 医学部, 教授 (80179019)

研究分担者 藤岡 知昭  岩手医科大学, 医学部, 教授 (80173409)
塚本 泰司  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50112454)
三木 恒治  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (10243239)
穂坂 正彦  横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
赤座 英之  筑波大学, 医学専門学群, 教授 (70010486)
キーワード多因子疾患 / 遺伝子型 / 腎尿路癌 / マイクロアレイ
研究概要

本研究の目的は泌尿器系の中からcommon diseaseにあたる疾患を数種類選び、血液DNA,組織DNA、RNA等の検体の収集を行い、それら疾患の発症に関わるとされる原因遺伝子群の遺伝子多型(SNP)との関連性を検討する事である。我々はまず、尿路癌(前立腺癌、尿路上皮癌、腎細胞癌)、前立腺肥大症、尿路結石を対象疾患とし、各疾患で500検体を収集しこの解析に当てる。
泌尿器系疾患でも腎尿路癌、尿路結石(尿酸結石、シュウ酸結石)、前立腺肥大症、小児尿路奇形、不妊症などはcommon diseaseにはいる。ある意味では薬剤アレルギー(ヨードアレルギー)もこれにあたる。これらのものは優性や劣性遺伝では説明しにくく、多因子疾患と考えられる。泌尿器系でもcommon diseaseに入る疾患は数万から数百万人の対象患者がいる。本研究の着想に至った理由は世界的な研究の動向より考えて、これらについて診断基準を作成して分類し、疾患の原因と考えられる遺伝子群の遺伝子多型解析を行うことが今後、泌尿器科学の基礎的な診断治療体系の確立のために必須であるという観点による。
12年度は腎尿路癌(前立腺癌、尿路上皮癌、腎細胞癌)、前立腺肥大症、尿路結石について、年令、家族歴、生活環境歴、その他の臨床的な個人情報を含めた診断と情報の基準を定めた。それに基き、各研究施設より、各疾患について500検体の血液DNA検体,凍結組織検体とそれによる組織DNA、RNAを収集し、集積を開始している。
また、各腫瘍の検体よりRNAを用いて、1万個の遺伝子発現の解析が可能なDNAmicroarray解析を行い、各腫瘍で発現が増強又は減弱している病因となる候補の遺伝子群を選択している

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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