研究課題/領域番号 |
12308010
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研究機関 | 国立国語研究所 |
研究代表者 |
佐々木 倫子 国立国語研究所, 日本語教育センター・日本語教育指導普及部, 部長 (80178665)
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研究分担者 |
西原 鈴子 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (60189298)
石井 恵理子 国立国語研究所, 日本語教育センター・日本語教育指導普及部・日本語教育研修室, 室長 (90212810)
柳澤 好昭 国立国語研究所, 日本語教育センター・第一研究室, 室長 (80249911)
佐藤 郡衛 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 教授 (20205909)
岡崎 敏雄 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (00194340)
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キーワード | 外国人児童生徒 / 意識調査 / 日本語習得 / 母語保持 / 学習環境 / 教室内インターアクション |
研究概要 |
初年度である本年度は、以下のことを行なった。 (1)中学生を対象とした、外国人生徒自身の意識調査(アイデンティティ、将来に対する見通し,母語および日本語学習、自己の言語能力等に関する意識)の実施にむけて、先行研究を整理し、質問項目および調査の具体的手順等の検討を行ない、調査票原案を作成した。 (2)上記外国人生徒の意識調査との関係を調べるために、本研究の下敷きとなっている国立国語研究所で実施した児童生徒の日本語および母語能力テストの結果を利用し、対日年数、来日年齢をはじめとした諸要因と言語能力の関係および母語能力と日本語能力の読解・聴解・語彙等における関係、その他の分析を進めた。 (3)外国人児童生徒の学習言語の側面についての資料を得るため,各国の初等・中等教育の教科書を収集し,言語面および内容面についての分析をはじめた。 (4)得られた知見については、国立国語研究所との共同により、国際シンポジウム「多言語環境下での年少者日本語教育を考える」を企画・開催した。 (5)教室活動におけるインターアクションの観察の視点、方法および談話データの記述方法について検討した。得られた知見については上記国際シンポジウムのパネルディスカッションにおいて発表した。
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