研究課題/領域番号 |
12308012
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
米澤 明憲 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (00133116)
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研究分担者 |
増原 英彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40280937)
住井 英二郎 東京大学, 大学院・情報学環, 助手 (00333550)
田浦 健次朗 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助教授 (90282714)
小林 直樹 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (00262155)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | Grid計算 / 適応的 / 基盤ソフトウェア / Web Crawling |
研究概要 |
本研究では、高性能なプログラム実行時処理系、とくに、実行時に判明する資源(CPU、メモリ、ネットワーク)の状況に適応して、常に良好な性能を発揮する処理系を構築することを目指した。主な成果は以下のとおりである。(1)並列言語で必要となる、共有データに対するアクセスの調停方法を、アプリケーションが持つ並列度に適応して選択し、常に良好なアクセスを行う方式を確立した(ACM PaCTに採択)。(2)分散計算において、ノードやネットワークの状況に応じて計算に参加するノードを変更できるフレームワークの設計と実装について提案を行った(ACM PPoPP, ACM/IEEE CCGridに採択)。(3)アプリケーションが必要とする計算・通信比と、与えられた資源とから、適切な(性能を最適にする)資源を選び出す問題について、アプリケーション・資源ともに性質が時間不変という仮定の下でモデル化を行い、アルゴリズムの提案とシミュレーションによる実験を行った。(4)動的なメモリ管理システムにおいて、割り当てられるメモリの局所性とメモリ使用量を自在にバランスさせることのできるメモリ管理システム方式を確立した。(5)これまで難しいとされてきた、保守的GCにおいて実時間性を確保する方式を達成した(ACM ISMMに採択)。
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