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2000 年度 実績報告書

自律神経活動電位による生理的な人工心臓制御方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12308045
研究機関東北大学

研究代表者

仁田 新一  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90101138)

研究分担者 吉澤 誠  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60166931)
西條 芳文  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (00292277)
山家 智之  東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (70241578)
南家 俊介  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (00323105)
田中 明  東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10323057)
キーワード迷走神経 / 人工心臓 / 制御 / 長期記録 / 覚醒下
研究概要

平成12年度の研究では、人工心臓の駆動に用いるためには長期間、安定した神経活動の記録・解析を行うことが不可欠であるため、長期記録実験を実行した。神経束単位での自律神経活動を長期記録した論文はほとんどなく、自律神経活動が記録されていることを示す手法は確立されていない。
そこで、長期記録された迷走神経活動の解析に、従来から単神経での自律神経活動の指標とされているスペクトル解析や神経バースト活動を対比して評価を試みた。これらの結果は日本人工臓器学会で発表された。(「迷走神経活動電位の長期記録」柴田宗一、山家智之、南家俊介、仁田新一、田中明、静和彦。第38回日本人工臓器学会大会、2000.9.28、三重県四日市市)
また記録範囲内では迷走神経活動と大動脈血流量は相関する傾向が見られた。(「迷走神経活動による血流量変化の予測」南家俊介、山家智之、仁田新一、田中明、他2名、第38回日本人工臓器学会大会、2000.9.28、三重県四日市市)
本年度の検討によって、従来から計測に用いてきた針電極は長期的には劣化により使用不能になってしまうため長期使用可能な新しい電極の開発を行う必要があること、自律神経機能の評価のために、特に末梢臓器血流の評価をあわせ行う必要が示唆された。そこで新たにカフ型電極を試作し、長期記録実験を開始している。また臓器血流計測装置として、レーザー血流計を購入し、迷走神経活動と末梢臓器血流の相関を検討するための予備実験を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Nanka, et.al.: "Heart replacement-artificial heart 7-"H.Koyanagi, T.Akutsu, eds.,Tokyo : Springer-Verlag. (in press)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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