| 研究課題/領域番号 |
12308045
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| 研究機関 | 東北大学 |
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研究代表者 |
仁田 新一 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90101138)
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| 研究分担者 |
南家 俊介 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (00323105)
西條 芳文 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (00292277)
山家 智之 東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (70241578)
田中 明 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10323057)
吉澤 誠 東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (60166931)
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| キーワード | 迷走神経活動 / 自律神経 / 人工心臓 / 覚醒下 |
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| 研究概要 |
平成13年度は平成12年度の神経電位の研究を基に長期間の神経電極の埋め込み実験を行った。覚醒下での長期間の迷走神経電位の計測は世界的にも例がなく、われわれのオリジナルである。今回これらの実験の結果として、われわれの開発した方法で4週間程度の計測は可能であるものの、それ以上に長期にわたると神経の変性や電極の劣化、絶縁コーティングの剥離などの影響で計測が不可能になることが判明した。しかしながら、1ヶ月の長期にわたって循環動態とともに神経活動を記録できたのは画期的であり、この結果はアメリカ人工臓器学会に発表した。
人工心臓の制御アルゴリズムを完全に構築するには更に長期間の計測が不可欠である。そこで現在は、さらに長期間の計測を目指して、工学系研究科と連携して新たな神経電極の開発を行っているところである。既に試作品は完成し、既に数度の埋め込み実験を行った。これらの実験の結果から、従来の電極に比較して、極めて神経への障害が少ない電極であると考えられる。充分な精度を持って神経電位の計測が可能かどうかを現在検討中である。今後更に長期の計測を重ねる予定である。
また心電極の開発と平衡して、これまでの結果をもとに、人工心臓の新たな制御アルゴリズムの構築を検討している。比較的短期間のデータによるものではあるが、線形解析・非線形解析の両面から循環動態と神経活動の関連を検討し、神経活動から循環動態の変化を推定することを試みているところである。
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