研究課題/領域番号 |
12355021
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
高田 邦道 日本大学, 理工学部, 教授 (70059715)
|
研究分担者 |
橋本 雅隆 横浜商科大学, 商学部, 教授 (30218424)
塚口 博司 立命館大学, 理工学部, 教授 (80127258)
苦瀬 博仁 東京商船大学, 商船学部, 教授 (10186398)
小早川 悟 日本大学, 理工学部, 助手 (70277383)
黒後 久光 日本信号株式会社, 営業本部, ITS担当係長(研究者)
|
キーワード | 社会実験 / 端末物流対策 / ポケット・ローディング・システム |
研究概要 |
本年度の研究概要は、社会実験の準備を中心として、社会実験対象地区の絞込み、ポケット・ローディング・システムのシステム設計、社会実験対象地区の現況調査、実験装置の設置場所の検討、社会実験対象地区における事前調査、および社会実験対象地区における関係者との折衝を行った。 社会実験対象地区の絞込みでは、平成10年度から平成11年度の科学研究補助金によって行われた東京都六本木地区における都心部商業務地区のポケット・ローディング・システム社会実験の結果を踏まえ、近隣商業地区におけるポケット・ローディング・システムの効果を把握するために東京都練馬区江古田地区を社会実験対象地区とした。また、ポケット・ローディング・システムのシステム設計では、今回の対象地区である江古田地区に対応できるシステムの設計および実験装置の改良を行った。 社会実験対象地区の現況調査および実験装置の設置場所の検討では、江古田駅を中心とする半径500m圏内における駐車場や空き地を含めたポケット・ローディングが設置可能な場所をすべて調査し、そのなかから設置場所の検討を行った。さらに、平成12年12月11日に対象地区において事前調査を行った。調査項目は、路上駐車実態調査、ヨコ持ち追跡調査、商店街における業務用車両の保有実態と保管場所調査を行い、調査実績は対象地区内における路上駐車台数は986台で、ヨコ持ち距離の平均は17.5mであった。 以上のような調査と並行して、商店会各会長や練馬区役所を含めた社会実験対象地区における地元関係者との折衝を行った。つづけて行った設置場所の提供についての折衝は、難航したが、5軒の内諾が得られた。これら5軒の周辺の詳細調査を行い、平成13年3月中に社会実験を開始する予定である。
|