研究分担者 |
巽 二郎 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (00163486)
平沢 正 東京農工大学, 農学部, 教授 (30015119)
国分 牧衛 東北大学, 大学院農学研究科, 教授 (40323084)
窪田 文武 九州大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50136602)
堀江 武 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90181528)
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研究概要 |
本研究の目的は,20世紀に日本で育成された水稲品種の形態,生埋,生態的特性に関するデータベースを作成することにある。本年は研究の最終年度として下記の実績を得た。 1)各地域の分担研究者が,各地域で収集した過去100年間に国および各都道府県で育成された主要品種(全体で約200品種)の種苗登録および奨励品種決定の際に公表されているデータを,二宮の作成したデータベースに入力した。 2)各地域における過去100年間の主要4〜10品種を,分担研究者の大学の圃場で栽培し,主要生育時期に,光合成速度,葉面積,部位別乾物重および窒素含有率などを測定するとともに,収穫期に収量形質を測定した。 3)研究代表者の岩間がバレイショとコムギの類似のデータベースについての情報をドイツとイギリスで収集した。 4)各地域の分担研究者が入力した上記2)のデータベースについて,研究代表者の岩間が年次あるいは地域間での栽培方法の記載および入力データの差異を検討し,最終的にデーターベースに掲載する項目を整理した。 5)作成したデータベースを研究代表・分担者が試用し,一般公開においての使い勝手についての改良点を,データベース作成担当の研究分担者である二宮に連絡した。この指摘に基づき,一宮が4月の一般公開に向けてデータベースの最終調整を行った。 6)各地域の研究分担者が入力したデータの品種名,形質,栽培方法とデータ入手先のリスト,圃場で行った試験の概要,ならびに一般公開するデータベースの構造の概略と取り扱い方法を文書としてまとめ成果報告書を作成した(4月に完成予定)。
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