研究課題/領域番号 |
12372001
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
辻中 豊 筑波大学, 社会科学系, 教授 (70145944)
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研究分担者 |
高原 明生 立教大学, 法学部, 教授 (80240993)
国分 良成 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (20146567)
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キーワード | 中国 / 社会団体 / 利益団体 / 社会調査 / 政治過程 / 民間組織 / 政策過程 / 日中共同研究 |
研究概要 |
本年度の研究目的は、中国における団体のアクターの法人格、活動範囲や財政、組織人員、職員数、組織目的などの組織属性、行政や政治組織との相互関係、政策関心や政策活動、政策決定に対する直接・間接の関与などの活動様態を調査し、日本その他諸外国との比較検討の資料を作成するための本格的な調査に先駆けて、試行的なパイロット調査を行うことであった。 具体的には、本パイロット調査は、2つに分かれた。 1)中国、〓州市等に所在する政府機関及び団体のうち、約200団体を抽出し、政府機関長、団体長、団体構成員を調査対象とし、その概容を把握した。 2)中国、北京市の約100団体に対して、日本他の団体調査とほぼ同様に質問紙を用いた調査を行った。 その結果、〓州市、温州市の団体に関する概容(構成員、民族、政治的背景、教育団体参加の要因,団体趣旨理解、団体活動程度、満足度など)が明らかになった。 また北京市100団体についても日本調査とほぼ同様の調査票による調査がなされ、その概容が明らかになった。また調査の協力度、難易度、問題点などについても明らかになった。こうした成果に基づいて、次年度からのより本格的調査を構想中である。 本年度は、本研究は予備的基礎的検討段階で、中国に関しては特に研究発表はないが、中国と比較する米独についてコードブックが完成した。
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