研究課題/領域番号 |
12372003
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田嶋 俊雄 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (10171696)
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研究分担者 |
佐藤 宏 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50211280)
杜 進 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (00207515)
中兼 和津次 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80114958)
巌 善平 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (00248056)
大島 一二 東京農業大学, 国際食料情報学部, 助教授 (40194138)
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キーワード | 中国 / 農業 / 農業構造 / 社会変動 / 追跡調査 / パネルデータ / 構造調整 / 郷村 |
研究概要 |
1.追跡調査に必要な農家調査票、農家世帯員台帳(山東省武城県40戸、陜西省礼泉県60戸)、追跡調査用フロテチャート、および県郷村調査票、同質問票を中国語で作成し、東京および北京での検討会(それぞれ2000年7月)を経て完成させた(2000年4月-9月)。 2.東京および北京での検討会にて調査の枠組みおよび追跡調査の細部について議論・確認した。 3.調査票などの印刷および調査対象地への連絡・調整が海外共同研究者によって行われた。 4.日本側メンバー7人が中国に赴き海外共同研究者と合流し、北京市にてワークショップの後、2班に分かれ、山東省武城県、陜西省礼泉県にて農村調査を実施した(2000年10月13日-21日)。 5.農村調査においては、農家世帯員台帳にもとづく追跡対象農家の確定、調査員の訓練、調査対象村との調整、農家調査の実施、県郷村各レベルの組織に対するインタビュー調査の実施、同じく留め置き調査票の回収等が行われた。 6.上記にかかわる各調査票は海外共同研究者によってコピーされており、順次、東京大学社会科学研究所および国務院発展研究中心に各1セット保存される予定である。 7.農家追跡調査票の入力作業にかかわる打ち合わせ会議を日本側メンバーも参加して北京で開催した(2001年1月)。データ入力作業は中国に委託し、2月末に完了した。データファイルは日中双方のメンバーに提供されており、その解析作業が始まっている。 8.海外共同研究者8人を招へいし、日本側メンバーと初年度研究総括のためのワークショップを開催したほか、農業の構造調整をテーマに、農水省にてインタビュー調査を共同で行った。また静岡県静岡市において茶栽培農家、茶葉加工組織、神奈川県藤沢市において大規模施設園芸農家、都市近郊農協の調査を共同で実施した(2001年2月5日-12日)。 9.平成12年度科学研究費補助金にかかわる研究成果報告として、『中国農業・農村の経済構造と社会変動-農家追跡調査にもとづくパネル分析-』(研究代表者田嶋俊雄)を刊行した(2001年2月)。
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