研究課題/領域番号 |
12372007
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
米倉 等 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40312623)
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研究分担者 |
両角 和夫 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30312622)
長谷部 正 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10125635)
冬木 勝仁 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (00229105)
工藤 昭彦 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00073966)
大鎌 邦雄 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40292255)
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キーワード | 市場制度 / 要素市場 / 商人 / グローバル化 / ソーシャルセーフティネット / 東ジャワ / アグリビジネス / 貧困農村 |
研究概要 |
1997年以来の経済危機が農村地域に与えた影響、危機対策として行われた様々なソーシャルセーフティネットや経済活動振興策の実情、貧困農村の生産要素や農産物の取引の制度とその変化、などの調査を通じて、経済のグローバル化を迫られる発展途上国における市場制度の整備のあり方を検討することが本研究の目的である。今年度の調査では、(1)研究体制の確立、(2)調査地域の選定とベースライン調査のための準備的調査としての村落概要調査、(3)アグリビジネス等の関連活動の実態調査、に重点をおいた。 今年度の調査では、これらの目的を達成するためにインドネシア東ジャワ州において、農業生産・農業環境の点から3つの異なるタイプの農村地域を同州マラン県において選定した。畑作・稲作農村、サトウキビ・稲作農村、野菜・畜産農村の3タイプである。 来年度以降、農家調査、商人に対する流通調査等を調査票を用いて実施する計画でいる。農家調査は各郡から1カ村ずつ選定し、各々100戸程度を対象としてベースラインサーベイを行う予定である。今年度は、調査村を絞り込むこと、調査票の作成のための土地制度、労働慣行等の基本情報を収集することを目的として調査票を用いて上記3郡計37カ村で村落概要調査を実施した。 調査の実施のために、国立マラン農業試験場及び国立ブラウィジャヤ大学公共サービス研究機構の研究者を現地協力者とし、2チームを編成して実施した。主要メンバーは下記のとおりである。 国立マラン農業試験場チーム Dr.Heriyanto(上級研究員:農業経済学)チームリーダ Mrs.Nira Prosetiaswati(研究員:農業経済学) Dr.Sanggar Kanto(ブラウィジャヤ大学農学部、社会経済学科、講師) 国立ブラウィジャヤ大学公共サービス研究機構チーム Dr.Maryunani(経済学部、開発経済学科、講師)チームリーダ Dr.Bambang Ali Nugroho(畜産学部、社会経済学科、講師) Ms.Andrawati(経済学部、開発経済学科、講師) 所在地と調査地との距離、研究対象とする作物、などを勘案してマラン農業試験場チームはワジャッ郡及びゴンダンルギ郡を分担してもらった。ブラウィジャ大学チームは、プジョン郡を担当すると同時にアグリビジネスに関する調査、特に乳製品加工および野菜流通、に関する調査を分担してもらい、調査を行った。
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