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2001 年度 実績報告書

発展途上国における市場制度の整備に関する研究:インドネシアの農村地域を事例として

研究課題

研究課題/領域番号 12372007
研究機関東北大学

研究代表者

米倉 等  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40312623)

研究分担者 両角 和夫  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30312622)
長谷部 正  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10125635)
冬木 勝仁  東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (00229105)
工藤 昭彦  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00073966)
大鎌 邦雄  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40292255)
キーワード市場制度 / 小作制度 / 労働慣行 / グローバル化 / ソーシャルセーフティネット / 東ジャワ / アグリビジネス / 貧困農村
研究概要

今年度(第二年度目)の調査では、(1)調査地域(集落)の選定、(2)農村世帯調査、(3)村落概要調査成果の分析、(4)農村行政制度の変更とその実態調査、(5)アグリビジネス等の関連活動の調査、を実施した。前年度、インドネシア東ジャワマラン県で絞り込んだ(A)畑作・稲作地域、(B)サトウキビ・稲作地域、(C)野菜・畜産地域の異なる3タイプの調査対象地域(郡)において、調査対象をさらに各々1村1集落に絞り込んだ。3つの集落における調査対象世帯数は、(A)79軒、(B)76軒、(C)119軒、であった。フィールド調査の成果を検討集約するために、前年度に続きインドネシア側の研究協力者4名を招いて、第2回ワークショプを当学農学研究科にて2002年1月に実施した。
グローバリゼーション、工業化、都市化など著しい経済環境の変化の中で、どのような影響が個々の農家に及んでいるのか,農家はどのような対応あるいは適応戦略を持っているのか,こういった課題に答える狙いで戸別詳細センサス調査を3集落で実施した。調査結果はコンピューターに入力作業中である。これらの調査から、農地の小作制度、労働慣行に特徴があり、こういった制度・慣行が農業生産活動、雇用機会の提供、食糧確保などのセーフティネット機能と密接に連関していること、外部の経済環境の変化にもかかわらずこのような制度・慣行が今なお広く存在していること、が明らかになってきた。
調査の実施のために、昨年度と同様に国立マラン農業試験場及び国立ブラウィジャヤ大学公共サービス研究機構の研究者を現地協力者とし、下記主要メンバーによる2チームを編成して実施した。
国立マラン農業試験場チーム Dr. Heriyanto(上級研究員:農業経済学)チームリーダ Mrs. Ruly Krisdiana(上級研究員:農業経済学) Dr. Sanggar kanto(ブラウィジャヤ大学農学部、社会経済学科、講師)
国立ブラウィジャヤ大学公共サービス研究機構チーム Dr. Maryunani(経済学部、開発経済学科、講師)チームリーダ Dr. Bambang Ali Nugroho(畜産学部、社会経済学科、講師)

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 米倉 等: "「グローバリゼーションと発展途上国--インドネシアにおけるソーシャルセーフティネット--」"農林統計調査. 51・12. 23-28 (2001)

  • [文献書誌] 米倉 等 編: "農村開発における新たな動き-グローバリゼーション下のジャワ-(科学研究費:発展途上国における市場制度の整備に関する研究 2000年度調査研究報告書)"東北大学大学院 農学研究科 資源環境経済学専攻. vi+121 (2001)

  • [文献書誌] 国際農業交流・食糧支援基金(分担執筆者として米倉等を含む): "海外食糧農業情報分析検討"国際農業交流・食糧支援基金(未定). 130 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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