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2001 年度 実績報告書

計算機による『ヴィスッディ・マッガ』の語彙索引作成とテキストの再構築

研究課題

研究課題/領域番号 12410006
研究機関仙台電波工業高等専門学校

研究代表者

逢坂 雄美  仙台電波工業高等専門学校, 教授 (30152036)

研究分担者 山崎 守一  仙台電波工業高等専門学校, 教養系列, 教授 (90200667)
キーワード初期仏教 / ヴィスッディ・マッガ / パーダ索引 / 単語索引 / ジャータカ / プラーティモクシャスートラ / ビクシュニー・ヴィナヤ / 仏教混淆梵語
研究概要

これまで『ジャータカ』を含め、初期仏教文献の重要な原典テキストはパーリ文献協会(PTS, Oxford)より計画的に発行され、研究者に多大の便宜を供してきた。しかしながら、これらの原典テキストには語彙索引が殆ど付されていないのが現実であり、付されている場合でも不完全で誤りが多く、完全な語彙索引が研究者に切望されている。
本年度では,1.前課題より継続していた『ジャータカ』の語彙索引を作成できた.これは非常な大冊(PTS形式の出版で全3巻)となってしまうので,新しい試みとしてそれをCD-ROMで公表した(30MB,2002年1月).2,『ヴィスッディ・マッガ』については,ノーマン教授から提供されたPTS版と異なる電子化テキストをPTS版に整備して,その新版の出版用のため協会に提供した.3『ヴィスッディ・マッガ』の語彙の正順索引を現在作成中であり,本年(2002年)3月には本の形式で出版するためPTSに提出予定である.このように初期の目的をほほ達成した.
又,仏教混淆梵語の重要なテキスト,ビクシュニヴィナヤの語彙の正順と逆順索引を出版(2002年)した.梵文『法華経』の系統分類については2本の和文論文を発表した.現在,その英文化したものをオックスフォード大学より出版されている,Literary and Linguistic Computingに投稿中である.その他「インド・アーリヤ語古文献の研究に最適な統合的計算機処理システム構築とその活用」に基づき,蓄積してきた計算機ツールの公表に向け準備している.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 逢坂雄美: "インド・アーリヤ語古文献の研究に最適な統合的計算機処理システム構築とその活用"「人文科学とコンピュータシンポジウム」. Vol.2001 No.18. 205-212 (2001)

  • [文献書誌] 山崎守一: "法華経ネパール系写本の系統分類"石上善應教授古希記念論集. 323-336 (2001)

  • [文献書誌] Y.OUSAKA: "A word index and reverse word index to the Bhiksuni-Vinaya"The Chuo Academic Research Institute. 239 (2002)

  • [文献書誌] M.Yamazaki: "Index to the Jataka"The Pali Text Society(30MB(CD-ROM)). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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