研究課題/領域番号 |
12410009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
倫理学
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 正英 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (90083708)
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研究分担者 |
八木 公生 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20220171)
村上 隆 共立女子大学, 文芸学部, 助教授 (00239493)
山下 敦 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (40143341)
福原 敏男 日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (20156805)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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キーワード | 倫理学 / 日本倫理思想史 / 生 / 空間 / 時間 / 意識 / 景観 / 非文字資料 |
研究概要 |
本研究は三分野よりなる。 1.文字資料に基づく日本における在来の生の空間意識の解明。(1)関連する文字資料を広く探査・蒐集した。(2)文字資料を解読し、生の空間意識に関わる叙述や概念などを抽出し、分析を施し、文字資料に現れたひとびとの生の空間を再構成した。(3)古代・中世・近世・近代の各時代における生の空間の類型化を試み、それぞれの倫理的特質を明らかにした。(4)以上の解明に際し、死後の世界のような観念としての空間に留意した。 2.非文字資料による生の空間意識の解明。(1)『一遍聖絵』、『法然上人絵伝』、参詣曼陀羅など関連する非文字資料を蒐集し、解読を行なった。(2)日本における在来の生の空間意識の痕跡を代表する現場として、比叡山延暦寺、日吉神社、上賀茂・下鴨神社、難波四天王寺、信州善光寺、鎌倉極楽寺、長府城周辺および中里介山『大菩薩峠』関連空間などを撰定し、踏査を行ない、情報の蒐集にあたった。(3)機器を用いて現場の景観を再構成し、さまざまな視点から分析する試みをした。 3.生の空間意識の解明のための方法論の確立。(1)先駆的研究として柳田国男『遠野物語』をとりあげ、その成果を批判的に集約し、方法をめぐってできるかぎり詳細な吟味を施した。(2)カントやベルクソン、メルロ=ポンティなど西欧哲学における空間論の業績を辿り方法論確立のための基礎的作業を行なった。(3)空間をめぐる今日の応用倫理の諸課題についての情報の蒐集と整理を行なった.
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