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2000 年度 実績報告書

遠隔的共同作業支援システムに関する社会学的・工学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410047
研究機関埼玉大学

研究代表者

山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)

研究分担者 行岡 哲男  東京医科大学, 医学部, 教授 (00182668)
池谷 のぞみ  東洋大学, 社会学部, 助教授 (10297723)
井田 靖子  埼玉大学, 教養学部, 助教授 (20312910)
葛岡 英明  筑波大学, 構造工学系・助教授 (10241796)
山崎 晶子  はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)
キーワードcscw / cscl / 会話分析 / エスノメソドロジー / 遠隔指示 / ロボット / 遠隔医療 / 実世界志向インターフェース
研究概要

レーザーポインターを用いたモバイルロボット、GestureManを制作し、それを利用して、遠隔作業指示の実験をおこなった。ギガビットネットワークを利用した実験では、ロボットに搭載された3眼カメラからの映像を小金井の通信総合研究所に送り、3面スクリーンに表示した。また、GestureManを使って遠隔医療の実験や、部屋のデザインの実験を行った。こうした一連の実験から、ロボットの対話者はロボットの動きによってその操作者の意図を予測することが可能であることが明らかになった。そうして、そうした人間とロボットとのインタラクションに、ロボットが移動できるということが重要な役割を果たしていると言うことがわかった。
また、頭部掲載型のディスプレー(HMD)と、頭部掲載カメラを使って、遠隔医療のシステムを制作し、心肺蘇生の実験と社会学的分析を行った。この研究では、指示者の指さしとことばによる指示を、たがいに連動した形で、作業者に伝える必要性がわかった。
フィールドワーク系の研究では、救急病院の分析と、博物館における観客行動の分析を、ビデオで撮影した映像をもとに行った。この分析は現在まだ進行中である。
また、テクノロジー的研究とフィールドワーク系の研究を融合して、レーザーポインターを遠隔から操作する装置、GestureLaserを救急車にいれた実験を現在進めている。実際の作業現場でシステムが、いかに有用であるか、あるいはその問題点はどこにあるかを今後検討する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 沼田啓,葛岡英明,山崎敬一,山下淳: "机型ディスプレイのためのペン型触覚フィードバックデバイスの開発"ヒューマンインタフェースシンポジウム2000. 447-450 (2000)

  • [文献書誌] 葛岡英明,山崎敬一: "実画像システムと身体性"「bit」別冊. 2000年8月号別冊. 324-337 (2000)

  • [文献書誌] 葛岡英明,山崎敬一: "3次元共有空間と身体性"画像ラボ. Vo.12.No.2. 14-18 (2000)

  • [文献書誌] 山下淳,葛岡英明,山崎敬一: "遠隔共同作業環境における身体配置の再構成"日本バーチャルリアリティ学会第5回大会論文集. 5. 435-438 (2000)

  • [文献書誌] Hideaki Kuzuoka,Shin'ya Oyama,Keiichi Yamazaki,Kenji Suzuki,Mamoru Mitsuishi: "GestureMan : A Mobile Robot that Embodies a Remote Instructor's Actions"Proc.of CSCW2000. 155-162 (2000)

  • [文献書誌] Shin'ya Oyama,Hideaki Kuzuoka,Keiichi Yamazaki,Mamoru Mitsuishi,Kenji Suzuki: "Development of a Mobile Robot Which Embodies a Remote Instructor"IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS2000). (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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