研究課題
平成13年度は研究課題「戦後仏教系社会福祉事業の歴史と現状に関する総合研究」で期間3年の2年目に当たっていたので、報告書作成に向けて研究分担者の担当宗団ごとで諸データを取りまとめに鋭意つとめた。データの名称は次のとおりである。(1)『戦後仏教系社会福祉年表』(2)『仏教系社会福祉施設・団体名簿』(3)『仏教系社会福祉関係文献・資料目録』平成13年7月末に東京で今年度第1回合同研究会を開催し、分担研究者の作成データを持ち寄って記入事項や作表内容の共通化と統一化を討議した。具体的にはa記入事項や内容の枠組みの検討、b検索資料の種類と範囲の検討、c宗団間の資料多寡についての対応、などがあがった。また次会までに、担当宗団別と福祉分野別の戦後史動向の概要レポートを作成することに合意した。同年12月「日本仏教社会福祉学会」(第36回大会・大谷大学)開催時に、第1回研究会の確認事項に即して追加・修正したデータを提出・回収した。平成14年3月に第2回合同研究会を開催した。ここでa各担当宗団別と福祉分野別の戦後史動向の概要レポート(第一次案)を各自報告し、次いでb研究報告書の目次構成(案)の構成骨子と項目名称を検討した。概要レポートは当研究報告書の骨格になるものであり、レポートでの提案・問題点や共通の課題を報告書の目次や内容へ反映するために討議を実施した。現在、研究報告書の目次構成第一次修正案を作成、あわせて報告書の執筆要項を作り、各分担研究者へ発送を予定している。14年度は研究報告書提出の年に当たるが、各種のデータの補足・追加と加除選択を実施して精度を一層高めるとともに、これらのデータをもとに報告書の担当論稿と本論執筆の準備をしている。
すべて その他
すべて 文献書誌 (2件)