| 研究課題/領域番号 |
12410063
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| 研究機関 | 武蔵大学 |
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研究代表者 |
白水 繁彦 武蔵大学, 社会学部, 教授 (10162778)
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| 研究分担者 |
ベク ソンス 神田外語大学, 国際コミュニケーション学科, 専任講師 (30337745)
白水 寛子 十文字学園女子大学, 社会情報学部, 助教授 (60327111)
水越 伸 東京大学, 情報学環・社会情報研究所, 助教授 (60219623)
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| キーワード | エスニック・グループ / エスニック・メディア / エスニック・エンターティナー / サブカルチュア / 越境 / 在日外国人 / アイデンティティ / 日系人 |
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| 研究概要 |
「アジア・イメージ・ネットワーク」の展開と実践…日本におけるアジアの映像流通ネットワークの形成を通じた映像文化の多様性に関するメディア論的研究、をテーマとするチームが目指すところは、日本という場における、アジアの多様な映像メディアの流通を試みる実践的研究である。日本国内外の状況調査・分析および文化・歴史的考察に基づき、アジアの映像交流の実践を行うこと、異文化理解を促進し、在日外国人をはじめとする市民が多様な映像情報に触れることのできる多様性のあるメディア空間を創出することを目指している。山形市や福岡市における映画祭の、準備段階からの参与観察、インタビュー調査をとおして、海外映画、就中アジア映回の流通過程の一端を把握した。こうした、地方における実践活動の、日本全体への影響についても研究を重ねている。
日系コミュニティに関するエンターテイナーを研究するチームの成果を示せば、そのひとつは、日系ブラジル人のエンターテイナーの調査研究である。
ブラジルでは近年、若世代の日系人アーティストによる芸能界進出が目覚ましい。しかし、一言で「脱日系社会」とは言っても、その戦略は十人十色である。むろんその相違点は各自のアイデンティティ問題と深く関係している。「格好悪い」日系人を笑いの武器にする者、「格好いい日系人」を演じる者。演歌で勝負する者、あえて日系人には無縁と思われたジャンルに挑む者等々、幾つかのケースを比較分析し、その多様性に迫っている。かれらの戦略は、そのエスニック・アイデンティティのありかたと深い関連をもつ。
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