研究課題/領域番号 |
12410068
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小泉 祥一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30136410)
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研究分担者 |
大桃 敏行 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
宮腰 英一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50166138)
水原 克敏 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00124628)
谷口 和也 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60281945)
北村 勝朗 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50195286)
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キーワード | 教育課程経営 / 教育課程開発 / 教育課程経営評価 / カリキュラム経営 / 教育課程・カリキュラム / 学校と地域の連携 / 特色ある学校づくり / 教育課程経営システム |
研究概要 |
1.特色ある教育課程開発を進めている下記の学校等を訪問し、聞き取り調査を行った。 広島市三入中学校、岡山市平福小学校、岡山県小学校長会、宮崎市西池小学校、宮崎中学校等。 以上の調査により、新学習指導要領の趣旨を踏まえ、地域の条件や学校の課題を意識したカリキュラム開発が教務主任、研究主任を中心に進められていることが明らかになった。 2.学校の教育課程経営に対する教育委員会のサポート活動の工夫について把握するために、次の地方自治体等への訪問調査を実施した。広島県教育委員会、広島市教育委員会、岡山県教育委員会、岡山市教育委員会、宮崎県教育委員会、宮崎市教育委員会等。 各教育委員会では地域の課題を踏まえ、学校の教育課程開発への指導・支援に財政的、人的支援の工夫が見られた。とくに、意欲的な取り組みをしている学校への重点的支援がなされていることがわかった。 3.英国と米国における教育課程経営の実態を調査した。 英国シェフィールド市のキングスエドワード7世中学校、米国ニューヨーク大学等への訪問調査を行った。とりわけ子どもの学力形成のためのカリキュラム開発と工夫が学校の経営課題となっていること等がわかった。米国における9月の同時多発テロ事件以来、外国調査が当初の計画どおりには進みにくくなった。 4.今後、さらに進めるためには、各学校での共通の意思形成の工夫、とりわけ教育課程の経営組織の工夫と主任層のリーダーシップのあり方など、さらに学校への財政的支援活動の充実が課題となることがわかった。また、以上の調査資料やデータの分析により、地域および学校の教育課程経営方式の類型化が課題となる。
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