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2001 年度 実績報告書

市民性と公共的モラルの教育に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410074
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 学  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70135424)

研究分担者 恒吉 僚子  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50236931)
志水 宏吉  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40196514)
藤田 英典  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30109235)
LEVI ALVARES Claude  広島大学, 総合科学部, 助教授 (80284123)
馬越 徹  名古屋大学, 教育学研究科, 教授 (60000030)
キーワード市民性の教育 / シチブンシップ / 公共的モラル / 市民権 / 公民教育 / グローバル教育 / 多文化教育 / 国際比較
研究概要

本研究は今年度は各国を担当している分担者、および、海外協力者間による情報交換が活発に行なわれ、比較研究の共通軸、差異軸等についての議論が行なわれた。韓国の分担者による海外資料収集(歴史等関連教科書の入手、NGO関係者のインタビュー、学校訪問等)とその発表、フランスの分担者による海外資料収集(歴史等関連教科書の入手、関連研究者・機関のインタビュー、学校訪問等)と議論、マレーシアの海外協力者(国際イスラム大学のDr.Rosanani Hashim)の招聘と講演・研究会(テーマ マレーシアのイスラム教教育、道徳教育、市民性教育)、アメリカやマレーシア、シンガポールの社会科・歴史、Civic Education,資料収集(歴史教科書等関連教科書の入手、マレーシア、シンガポールの教育省、NGO関係団体のインタビュー、学校訪問等)が分担者により行なわれた。
こうした中で、各国における市民性、公民性の教育における「市民」の概念、公、特に政府の役割や国家建設の経緯と国民形成の必要性、旧植民地経験国における反植民地的ナショナリズム、Civic Societyのあり方、多民族共存と国民的統合との関係等が、個別事例に即しながら多角的に検討された。こうした軸を踏まえながら、来年度はフランス等の海外協力者を招聘したシンポジウム・研究会、また、イギリスでの新しいナショナル・カリキュラムに関連した市民性教育の動向収集、各分担者によるさらなる討議と共通軸の鮮明化、及び出版への運びとなる予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 佐藤 学: "学校の公共性と市場原理の政治学"教育哲学研究. 83号. 28-32 (2001)

  • [文献書誌] 佐藤 学: "国民的教養の歴史から市民的教養の歴史へ"歴史学研究. 755号. 200-206 (2001)

  • [文献書誌] 藤田 英典, 佐藤学他: "子ども問題"教育学年版(世織書房). 10月号. 5-24 (2001)

  • [文献書誌] 佐藤 学, 尹健次: "日韓共通の歴史教科書の展望"世界. 692号. (2001)

  • [文献書誌] Kokichi Shimizu: "The Pendulum of Reform"The Journal of Educational Change. Vol 2. 193-205 (2001)

  • [文献書誌] 恒吉 僚子: "教育の国際化と多様な「多文化教育」-日米の教室から"梶田孝道編『国際化とアイデンティティ』ミネルヴア書房. 61-89 (2001)

  • [文献書誌] 佐藤 学: "教育改革をデザインする(ハングル版)"共感出版. 155 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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