研究課題/領域番号 |
12410078
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
篠原 清昭 岐阜大学, 教育学部, 教授 (20162612)
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研究分担者 |
小島 弘道 筑波大学, 教育学系, 教授 (80030584)
小野田 正利 大阪大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60169349)
榊 達雄 名古屋大学, 大学院・発達科学研究科, 教授 (10022401)
堀内 孜 京都教育大学, 教育学部, 教授 (40115978)
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キーワード | 教育改革 / アカウンタビリティ / 国家 / 自由化 / 市場化 / 私事化 / 学校改革 / グローバリズム |
研究概要 |
本研究は、教育改革を対象としてその思想や政策・構造そして問題点について多角的に考察した。3カ年を期間として、歴史的考察、(国際)比較的考察そして実証的考察の方法により総合的に分析した。 本年度は、3カ年の最終年度にあたり、主に3つの考察のまとめを行った。以下、その概要を記す。 歴史的考察の概要 主に、80年代から現在までの歴史過程を対象として、国家と教育改革の関係の思想と構造を考察した。特に現在の教育改革に連続してくる1980年代からの「国家における教育」の変容過程を、教育制度史・教育行政史・教育財政史・教育課程政策史そして学校経営政策史といったいくつかの対象領域で探った。 (国際)比較的考察の概要 現在の世界の教育改革の国際比較を国家責任論の枠組みにより考察した。アメリカ・イギリス・ドイツ・ロシア・中国・オーストラリア・タイを考察した。それぞれの国家の教育改革の類似性と差異性を比較考察することにより「国家における教育」の特質を明らかにした。 実証的考察の概要 現在の教育改革の実証的考察を、主に教育政策分析とアンケートによる意識分析により行った。前者では、90年代以降の日本の教育改革を、教育制度改革・教育政治改革・教育財政改革・社会教育改革・学区改革の実態に探った。後者では、教育改革の評価を問う意識調査を方法として、教育改革に対する国民の意識を考察した。
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