研究課題
本年度は、本研究の最終年度としてまとめるため、主に以下のことを行った。まず、データベース入力関連の作業として、次の3つの作業を行った。(1)前年度入力した宗祇関連の連歌作品のデータを、奥田勲、廣木一人、岸田依子、宮脇真彦、綿抜豊昭が分担して再点検した。*データ入力ミスなどを訂正した。(2)新たに報告されたもののため、前年度に入力がかなわなかった宗祇一座の連歌作品(百韻)のデータを入力した。*青山学院大学の大学院生を中心とするアルバイトを使用して入力した。(3)これまでに入力した全データを奥田勲、廣木一人、岸田依子、宮脇真彦、綿抜豊昭が分担して、漢字や作者の読み方や仮名づかいなどの再点検をした。次に、資料関連の作業としては、次のことを行った。岸田依子、宮脇真彦、廣木一人・綿抜豊昭が、新潟県佐渡におもむき、当該地で最も多く連歌資料等を所蔵する本間家を調査し、宗祇の新資料などがないか調べた。データベースの関連のこととして、次のことを行った。次に、人名・語彙などの検索方法など様々な点での研究分担者の考えなどを取り入れて、早稲田システム開発株式会社堀田敦士が「CD-ROM版宗祇全集」のシステムを完成させた。なお、実際に起動して検索を試みたところ、更に、いくつかの問題が生じた。最後に報告書を以下の手順でまとめた。宮脇真彦・綿抜豊昭が本研究における、平成12年度〜15年度の研究成果報告書の素案を作成した。また、それを奥田勲、廣木一人ら研究分担者とその内容などについて検討を加えた上で、平成16年3月付けで、印刷製本した。