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2000 年度 実績報告書

バルザックと周辺領域における文化史的背景の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410121
研究機関大阪大学

研究代表者

柏木 隆雄  大阪大学, 文学研究科, 教授 (20098495)

研究分担者 大矢 タカヤス  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30134034)
大下 祥枝  沖縄国際大学, 文学部, 教授 (40088745)
奥田 恭士  姫路工業大学, 環境人間学部, 助教授 (10177173)
芳川 泰久  早稲田大学, 文学部, 教授 (60175677)
村田 京子  大阪女子大学, 学芸学部, 助教授 (60229987)
キーワードバルザック / 新聞連載小説 / 大衆小説 / ロマン主義 / レアリズム / ドラマツルギー / 挿し絵(イラストレーション) / 広告と販売
研究概要

本年度は、4月早々に研究メンバーと連絡をとり、それぞれの役割分担を確認し、科学研究費申請の要旨のとおり、おのおのが準備して9月の全体会議までに研究目標を定めることにした。すでにバルザック生誕200年記念の論文集を平成11年秋に刊行しているが、それを補うものとしてバルザックの小説世界やその周辺の文化史的現象を扱ったフランス語の論文集を企画、編集方針をきめるとともに、執筆を共同研究者とバルザック研究者に依頼することにした。編集委員はこの研究グループがあたり、10月に弘前で会合をもって具体的編集作業に入り、10編のフランス語論文を選んでこれを印刷に付すことになった。A5版およそ200頁ほどの本が本年3月にはできあがり、国内外の研究者に配布する予定である。また東京グループ(伊藤幸次、大矢タカヤス、澤田肇、芳川泰久)と関西グループ(大下祥枝、大竹仁子、奥田恭士、柏木隆雄、金崎春幸、北村卓、早水洋太郎、村田京子)とに分かれて、それぞれメールや書簡で意見交換、情報開示するようにしたが、なによりもそれぞれの購入した書籍や個人の研究課題に関係する文献の整理に力をそそぎ、学生アルバイトも動員して研究者間利用を可能ならしめる文献リスト作りに着手した。文献は膨大な量であるがこれがひとたび何冊かの冊子となり、よたデータ・ファイルに収納されれば、無用の出費をふせぎ、また探求に時間の無駄がなくなることと信じる。そのためにコンピュータ処理は欠かせず、そのためのプログラムなども検討された。平成12年度の研究実績により、次年度の秋にフランス、カナダなどの国際的に有力な研究者を招き、大阪でゼミナール形式で討議するほか、東京で幅広い人材を招いて2〜3日間の国際シンポジウムを計画している。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 奥田恭士: "Transformation textuelle de La Grande Breteche."L'Equinoxe,. No.20,(頁不明). (2001)

  • [文献書誌] 大下祥枝: "Sur L'Ecole des menages"L'Equinoxe,. No.20(頁不明). (2001)

  • [文献書誌] 柏木隆雄: "La Poetique balzacienne sur Facino Cane"L'Annee balzacienne. No.20-2,(頁は未定). (2001)

  • [文献書誌] 柏木隆雄: "Cent ans d'etudes balzaciennes au Japon."GALLIA.. No.40(頁不明). (2001)

  • [文献書誌] 柏木隆雄: "La voix et le regard dans Albert Savarus"L'Equinoxe.. No.20(頁不明). (2001)

  • [文献書誌] 早水洋太郎: "Lire le roman balzacien sur les activites economiques"L'Equinoxe.. No.20(頁不明). (2001)

  • [文献書誌] 柏木隆雄: "謎とき「人間喜劇」"筑摩書房. 520 (2000)

  • [文献書誌] 大矢,柏木,芳川 他: "Balzac, pres de nous, loin de nous"Surugadai-shuppannsha. 184 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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