研究課題/領域番号 |
12410131
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
金原 理 熊本大学, 文学部, 教授 (10039977)
|
研究分担者 |
福澤 清 熊本大学, 文学部, 教授 (80136697)
アラン ローゼン 熊本大学, 教育学部, 外国人教師
西川 盛雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (30040489)
里見 繁美 熊本大学, 文学部, 助教授 (90170802)
|
キーワード | ハーン / シンシナテイ / ニューオリンズ / クレオール / 焼津 / ゴンボ・ゼーブ / チタ |
研究概要 |
本年度は、アメリカ時代のハーン研究を中心に据え、7月29日から8月5日にかけてアメリカのシンシナテイとニューオリンズで開かれた八雲会主催のハーン・ワークショップに、西川、福澤、里見、ローゼンが参加した。シンシナテイではハーン関係の史跡を訪ね、公立図書館では当時の現地新聞に書かれたハーンの実際の記事を調査し、またハーンに関係の深かった人物の足跡を調べた。その成果は、平成14年6月発行予定の八雲会機関誌「へるん」で報告する予定である。 ニューオリンズでは、古書籍店で辞書を入手し、クレオール俚諺集であるハーンの『ゴンボ・ゼーブ』について調べた。またハーンが来日するきっかけとなった綿花博覧会が行われた頃の古地図やパンフレットを、当地の図書館や資料館で調査した。ハーン作品『チタ』の舞台となったグランド島を直接訪問することもできた。またルイジアナ州立大学図書館では、連邦政府の新聞プロジェクトの一環として計画された全米の詳細な前々世紀からの新聞マイクロフィルムを入手した。その中には、ハーンの未発見記事が存在している可能性があり、分析が急がれる。 一方国内では、金原がハーンの足跡を追って焼津と東京を調査し、若干の資料を入手した。
|