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2002 年度 実績報告書

ラフカディオ・ハーンに関する比較文化論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410131
研究機関熊本大学

研究代表者

金原 理  熊本大学, 文学部, 教授 (10039977)

研究分担者 福澤 清  熊本大学, 文学部, 教授 (80136697)
アラン ローゼン  熊本大学, 教育学部, 外国人教師
西川 盛雄  熊本大学, 教育学部, 教授 (30040489)
里見 繁美  熊本大学, 文学部, 助教授 (90170802)
キーワードパレット文庫 / セント・カスバート校 / レフカダ / 小泉 清 / ダブリン
研究概要

本年度は、主にラフカディオ・ハーンの海外での足跡を辿ることを中心に置き、これまで発掘されていないハーンに関する事実や実態を探ることを試みた。
この主旨に従って、ローゼンはアメリカのヴァージニア大学所蔵の「バレット文庫・ハーンコレクション」を調査し、未刊の資料を発掘した。この中には、エリザベス・ビスランドが執筆したハーン書簡においておおいに削除されている個所を補うものや重要な事実などが含まれていて、今後ハーンの実態を明らかにしていく上で、極めて重要な資料が含まれていることが調査の結果わかった。また里見はセント・カスバート校時代から渡米直前までを過ごしたイギリスでの足跡について調査し、未だ知られていない部分に関して調べた。その調査の結果の一部は、「Lafcadio Heranのアメリカ時代-才筆開花の足跡とその検証」(『熊本大学英語英文学』第46号 2003年3月)において発表した。更に、西川はハーン生誕の地ギリシャを改めて調査しなおして母親の足跡を調べ、更に幼少期を過ごしたアイルランドにおけるハーンの足跡、そしてダラム時代に関しての調査を行い、様々な資料を手に入れた。その調査の一部は「ラフカディオ・ハーンとアイルランド」(『熊本大学総合科目研究報告』第6号 2003年)において発表した。
他方国内では、金原がハーンの足跡と、ハーンの子・小泉清の絵画の業績を調査する目的で、東京と広島に足を運び、極めて貴重な『小泉清画集』と重要な資料を入手した。この調査の結果は最終報告書において発表する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] アラン・ローゼン: "Hearn and Oneirology"へるん. 39号. 71-74 (2002)

  • [文献書誌] アラン・ローゼン: "Hearn and Spencer's Advice to Japan"熊本大学教育学部紀要. 51号. 51-65 (2002)

  • [文献書誌] 西川盛雄: "フリーマン夫人を中心にー二人の女性をめぐってー"へるん. 39号. 50-53 (2002)

  • [文献書誌] 西川盛雄: "ラフカディオ・ハーンとアイルランド"熊本大学総合科目研究報告. 6号. 55-63 (2003)

  • [文献書誌] 福澤 清: "海外におけるハーン研究"熊本大学附属図書館報. 4-6 (2002)

  • [文献書誌] 里見繁美: "Lafcadio Hearnのアメリカ時代-才筆開花の軌跡とその検証"熊本大学英語英文学. 46号. 83-110 (2003)

  • [文献書誌] 福澤 清: "再帰性と態および総称性"北星堂. 201 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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