研究分担者 |
ROSEN Alan 熊本大学, 教育学部, 外国人教師
里見 繁美 熊本大学, 文学部, 助教授 (90170802)
西川 盛雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (30040489)
金原 理 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (10039977)
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研究概要 |
2003(平成15)年度は,この3年間に調査・研究してきた国内,海外におけるハーンの足跡に関する最終的な調査を主眼とし,総まとめを行った。海外調査では,福沢と里見がイングランドおよびアイルランドへ赴き,国内調査では,焼津や,愛知教育大などを訪問し,ハーンのチェンバレンとの交流関係資料などを収集した. 研究業績公開の面では,いくつかの論文を紀要や雑誌等に掲載したのみならず,「日本英学史学会第40回・全国大会2003年10月4日(土),崇城大学」で「熊本とラフカデイオ・ハーン」という題目で西川司会のもとで、ローゼン、里見、福沢が口頭発表をし、学会-参加者と意見交換を行った. また,ハーンの展示会,講演会を2003(平成15)年10月17日(金)から同年10月24日(金)まで、熊本大学学術資料調査研究室及び熊本大学小泉八雲研究会と協同でハーン展示会を開催した.里見は、「ジャーナリストとしてのハーン」福沢は「ハーンの異文化理解と言語観」という講演を行った.展示会の方は、ハーンが出題した第五高等学校の英語の試験、図書館所蔵のハーン作品の初版本、アメリカ時代に執筆した約120年前の新聞記事等53点が展示され、一般市民を始めとする200名を越える参加者があった. 最後に、当科研費グループによるハーンに関する記事継続掲載中の熊本大学附属図書舘報「東光原」のNo.38にローゼンによる「ラフカデイオ・ハーンの最高傑作は?」と西川による「2003年熊本大学ハーン展示会・講演会のこと」と題する記事も発表されている. 本年3月中には、これまでの調査・研究の成果が最終報告として刊行される.
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