現地調査 : 松里が、平成13年9-10月に主にハリキフ州で、平成14年2-3月に主にザカルパッチャ州で2度にわたって現地調査を行った。 出版 : 研究報告シリーズ第2輯『ウクライナのリージョン : 政治史と指導者、ハリキフ州』(露語、135頁)を出版した。 研究会活動および招聘 : キエヴォ・モヒラ・アカデミー大学政治社会研究センターおよび現代政治研究センター(モスクワ)との協力で、平成13年12月7-8日、上記大学において、「ロシア地域学のウクライナ政治研究への適用可能性」をめぐってシンポジウムを開催した。また、同大学よりV・ヤクシク教授を招聘して、スラブ研究センター冬期国際シンポジウムにおいて、「ヨーロッパとユーラシアの間の新たな鉄のカーテン : 分化する『新東欧』」を組織した。 そのほか、ウクライナのクランと政党、大統領府の機能、ウクライナのCISおよび欧州連合との関係などのテーマで委託調査を組織し、本基盤研究の目標であるウクライナ政治入門書出版に大きく近づいた。
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