研究課題/領域番号 |
12420017
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木畑 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
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研究分担者 |
山脇 直司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30158323)
山影 進 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10115959)
山本 吉宣 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20092025)
森井 裕一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (00284935)
石田 勇治 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30212898)
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キーワード | EU / 地域統合論 / 安全保障 / 国際文化交流 / 歴史認識 / ナショナリズム / ニース条約 / 政治文化 |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続き、EUの政策諸分野における対外関係、および域外諸国・地域の対EU関係に関する文献資料をコンピュータ・データベースに蓄積し、EUと域外諸国・地域との複雑な関係の全体像を把握するための分析・理論的考察をすすめた。とくに、EU側と域外側の双方の側面に関する研究を各人の分担領域において展開し、各域外国・地域の対EU戦略の国際比較を行うための基礎的枠組を作成する作業を行った。 まず研究代表者の木畑は平成13年6月に「旧植民地地域の対EU関係」について、分担者の森井は7月に「EU共通安保政策」について、石田は9月に「EUの政治文化と歴史認識」について、井関は11月に「東欧諸国のEU加盟問題」について、福永は平成14年1月に「EU内の司法協力」について研究報告をおこなった。また平成13年9月にはドイツ・ヨーロッパ研究室(ドイツ学術交流会寄付講座)とともに、アンソニー・フォースター(英国統合幕僚大学防衛学研究学科研究主任)、ライムント・ザイデルマン(ドイツ・ギーセン大学教授)、上田隆子(国際基督教大学教授)を招いて公開シンポジウム「ヨーロッパの安全保障とニース条約後のEU」(駒場キャンパス、参加者約120名)を開催し、山本が司会を、森井がコメンテーターを務めた。 また井関は平成13年8月にドイツに、石田は10月に中国に、森井は平成14年3月にドイツに、それぞれ欧州統合の現状分析とアジア諸国の対EU戦略に関する基礎資料を収集し、あわせて各地域のEU研究者との交流を深めるために外国出張をおこなった。 また研究遂行に必要なコンピュータを購入するなど、設備面の拡充をはかった。
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