研究課題/領域番号 |
12430012
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
柴垣 和夫 武蔵大学, 経済学部, 教授 (10013004)
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研究分担者 |
清水 敦 武蔵大学, 経済学部, 教授 (90192111)
河村 哲二 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20147010)
横川 信治 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20174849)
杉本 伸 武蔵大学, 経済学部, 助教授 (90262138)
板垣 博 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20125884)
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キーワード | 国際競争力 / グローバリゼーション / 現代資本主義 / 多国籍企業 / 日米欧三極構造 / メガコンペティション / パックス・アメリカーナ / 大規模経済圏 |
研究概要 |
(1)論点整理と研究アプローチの基準設定のための研究会の実施:研究分担者による、柴垣「現代資本主義の段階論」、横川「超国籍企業と地域経済統合」、板垣「ポーター・竹内著『日本の競争戦略』をめぐって」、杉本「IT革命の経済効果」と題する4回の研究会、並びに、学界の第一人者を招いて、馬場宏二氏(大東文化大教授)「米国経済」、加藤栄一氏(法政大教授)「EU経済」、林健久氏(地方財政審議会会長・東大名誉教授)「『福祉国家』における『国家財政』」、兵藤〓氏(埼玉大学学長)「労使関係」と題する研究会を行い、有益な討論を行った。報告の一部は論文として公表されている(業績参照)。 (2)海外実地調査と国際会議参加等を通じての海外研究者との意見交換:海外実地調査は、当初計画した全員による北米調査が内外の事情から来年に延期せざるを得なかったため、本研究課題と関連のある国際会議(EAMSA年次大会)に参加し、通貨危機後のASEAN(タイ、マレーシア、シンガポール)での銀行および製造業企業の訪問調査(柴垣、横川)、同じく韓国での企業調査(河村)を実施した。また柴垣は、グローバリゼーションに関するシンポジウム(於:ベルリン自由大学)に討論者として参加し、同大学S-J Park教授、オックスフォード大学AAA,Stockwin教授らと三極構造に関する意見の交換を行った。 (3)国内実地調査:90年代以降低迷する日本経済の実態調査として、基幹産業、先端産業、農業等で独自の展開を示している大分県で、新日鐵大分製鐵所、テキサス・インスツルメント日出工場、STKテクノロジー(地場企業)、「一村一品運動」の大葉栽培農家を対象に聞き取り調査を行った。 なお、予定した北米調査が実施できなかったため国外旅費の一部をパソコン関連機器の購入に充当し、研究設備の新鋭化と充実を図った。
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