研究分担者 |
河村 哲二 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20147010)
横川 信治 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20174849)
板垣 博 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20125884)
杉本 伸 武蔵大学, 経済学部, 助教授 (90262138)
清水 敦 武蔵大学, 経済学部, 教授 (90192111)
|
研究概要 |
本年度の研究実施計画に従い、研究会の開催、海外実地調査と国際会議参加等を通じての海外研究者との意見交換、国内実地調査、を実施し、その成果の一部は参加者の論文等によって公表した。 研究会:研究組織参加者による・杉本伸「ITと日本経済」,横川信治「Towards Formation of Transnational Capitalism」,清水敦「韓国経済の工業化と世界経済」,柴垣和夫「Michael J.Mandel 『インターネット不況』をめぐって」,杉本伸「IT人材形成の日中比較」と題する5回の研究会を実施することによって,相互の研究の進展を確認するとともに,7月に英国ロンドンで開催された,Association for Heterodox Economics,第3回年次大会で、横川信治が"From Bureaucratic Capitalism to Transnational Capitalism"と題する報告ならびに研究者との情報交換をおこない、10月末から11月初めにかけてベルリンで開催されたユーロ・アジア経営研究学会(EAMSA:メンバーの柴垣が前会長)第18回年次大会において,研究グループを代表して横川信治が"Towards the Formation of Transnational Capitalism : Changing Pattern of Flying Geese in East Asia"と題する報告を行なった。 なお,メンバー各自の研究成果の一部は別記の論文として公表されている(業績参照)。 海外ならびに国内での実地調査は、当初計画した全員による調査が内外の事情から困難だったため、1人ないし2人単位で,以下に示す4回の調査を行った。 1)柴垣,横川によるハワイ大学の研究者との討論会および現地日系銀行元頭取からのヒアリング調査(9月)。 2)杉本による米国シリコンバレーにおけるベンチャー企業並びに大学関係者への調査(10月) 3)板垣,河村の別の科研費による米国、プラジル、アルゼンチンにおける日系および米系工場の調査 4)柴垣,横川,清水による富山県調査。1980年代と対照的に不振を続ける90年代の日本経済の実態に触れるために、昨年度の大分県に引き続き,日本海側で最も工業集積が進んでいる富山県を対象に選び、県商工労働部長から概況説明を受けた上で,YKK(株)黒部事業所,立山アルミ工業(株)福岡工場,(株)スギノマシン早月事業所,リードケミカル(株)久金工場で聞き取り調査を行った。
|