研究課題/領域番号 |
12430013
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
鈴木 宏昌 早稲田大学, 商学部, 教授 (30187760)
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研究分担者 |
河西 宏祐 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20015837)
堀 春彦 日本労働研究機構, 副主任研究員
小倉 和哉 日本労働研究機構, 副主任研究員
白木 三秀 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (80187533)
島田 陽一 早稲田大学, 法学部, 教授 (80162684)
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キーワード | 戦時経済 / 戦時期の賃金統制 / 生活給 / 労働基準法成立過程 / 労働組合法の成立 / 最低賃金 / 金慎雄 |
研究概要 |
第二次大戦期及び戦後初期の賃金政策に大きな足跡を残した故金古美雄資料の整理とデジタル化を続けることが第二期の課題であった。初年度に約3万枚の資料のデジタル化(CD-ROMで12枚)を行なったが、本年度も残りの段ボール箱の整理を行なった。今回の場合、断片的な資料が多くの箱に混入していたので、貴重な資料とそうでないものの判別はきわめて困難だった。幸いにも、この方面の権威である孫田良平先生が時間の許す限り整理と注釈づけの仕事を引き受けてくれた。 結局のところ、約10箱弱そして約8000枚の写真撮影を行ない、その後、デジタル化の作業が行なわれた(CD-ROMで5枚)。これで重要と思われる資料の大部分(9割くらい?)の整理が終わったと考えている。今後はこれらの素材を使い、この期の賃金政策の検証が可能になる。ただし、断片的な資料が多いので、大原社会問題研究所、東大社会科学研究所などの原資料との補完性やより使いやすい分類表の作成などの作業が残っている。
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