• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

中国の近代経済成長と構造変化に関する数量的・総合的分析:日本との比較発展史

研究課題

研究課題/領域番号 12430019
研究機関東京経済大学

研究代表者

南 亮進  東京経済大学, 経済学部, 教授 (80017657)

研究分担者 久保 亨  信州大学, 人文学部, 教授 (10143520)
牧野 文夫  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70190337)
小野 旭  東京経済大学, 経済学部, 教授 (60054318)
劉 徳強  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10240417)
羅 歓鎮  東京経済大学, 経済学部, 助教授 (80307793)
キーワード中国経済 / 経済発展 / 経済統計 / 国民所得
研究概要

平成14年度は、人口・農業・物価の分野で大きな研究実績を残した。まず第1に、人口については旧満州国で行われた『臨時国勢調査』『現住戸口統計』にもとづいた1932〜39年の期間における人口推計の改善作業を行った。第2に、旧満州国の農業については、『農産物収穫高予想』を基礎に1924〜45年の期間について主要作物の作付面積と生産量の推計をさらに改良した。また産出のみならず投入面(肥料・労働力・役畜・資本ストック)の推計も行った。関内地域を対象とした農業では、昨年度に収集した資料にもとづき1930年代前半から40年代半ばまでの時期を通した主要農産物の生産量の推計結果を公開できた。物価の面では中国・西北大学所蔵の省別物価統計(1930年代前半および50年代後半の時期を対象としたもの)をすべて収集し、農業生産「額」の推計に活用することができた。また中国国家統計局から戦後の未公開の物価データを収集し、サービス価格指数を推計した。
このような成果は下記の5回の定例研究会の場で発表された。第1回平成14年4月20日、第2回6月22日、第3回10月5日、第4回12月7日、第5回平成15年2月1日。この中で平成14年6月22日の研究会には張東剛・中国南開大学経済研究所教授、12月7日には王玉茄・中国南開大学経済研究所教授をそれぞれゲスト・スピーカーとして招いた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 牧野文夫: "中国農業生産高の推計:1931-47年"東京学芸大学紀要第三部門社会科学. 第54集. 127-146 (2003)

  • [文献書誌] 久保 亨 その他: "興亜院と戦時中国調査"岩波書店. 381 (2002)

  • [文献書誌] 久保 亨 その他: "周辺から見た20世紀中国-日・韓・台・港・中の対話"中国書店. 343 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi