研究概要 |
(1)新たな衛星利用分野の開拓事例として,国内だけでなくアジア・太平洋地域にも広く提供することができる超高速インターネット衛星通信網システムの機能について検討・調査。(突発的な大規模災害やテロリズムに対する広範囲のリスクマネジメントシステム整備) (2)通信・放送・測位複合サービスを提供する準天頂衛星システムの構築として,安全保障や危機管理における衛星を利用した測位システムの運用体制整備について検討・考察。(航空保安システムの危機管理システムを中心に検討) (3)航空業界の発展と航空機の安全運航に資する重大な使命を持つMTSATの打ち上げとそれに引続く管制制御に関して,MTSATの新システムの開発における打ち上げ以前からのリスクマネジメントおよび発注側・受注側それぞれの分野による共同のリスクマネジメント専門・プロジェクトチーム創設の必要性について検討。 (4)日本の主導により,アジア・太平洋地域における航空安全を担当する組織として,アジア航空安全機関(Asia Aviation Safety Agency)を創設することについて考察。 (5)今後予測される航空輸送の増大に対応する安全性の確保,経済性の向上を目的とした次世代航空保安システム新CNS/ATMの構築に付随する問題を調査。 (6)宇宙開発・利用を展開するための宇宙活動を支える基盤要件として,国際宇宙損害補償基金制度,国際宇宙開発銀行,国際宇宙輸送開発機関について再検討。
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