研究課題/領域番号 |
12430023
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
金井 一頼 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)
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研究分担者 |
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00232679)
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
小島 廣光 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80093029)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (60313970)
福島 英史 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (20313439)
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キーワード | NPO / 戦略的社会性 / ネットワーク / コラボレーション |
研究概要 |
本年度の活動としては関連文献のサーベイや資料の収集を中心におくという基本方針のもと、各人でNPO、戦略的社会性、研究方法論(特に、アクション・リサーチや参加観察)に関する文献や各種の資料を集めるとともにこれらの文献、資料の検討を精力的に行った。具体的には、戦略的社会性の概念、NPOと企業の戦略的社会性の差異、アクションリサーチの展開の方法についての検討がその中心的トピックスとなった。その成果の一部としては、後記の金井「ベンチャー創造の「場」の形成と展開:地域におけるアクション・リサーチの試み」としてオフィス・オートメーション学会で招聘講演を行ったり、谷口「ステイクホルダー理論再考」として公表される予定である。 さらに、NPOに関する参加観察とアクションリサーチの候補対象組織の検討とその候補の一つとして考えている、札幌のIT企業の経営者がボランティアでつくった「ビズカフェ」についての予備調査を行った。その成果の一部は、昨年の10月にバンダービルト大学のオーエン・ビジネススクール(アメリカテネシー州ナッシュビル)で開催された国際カンファレンスにおいてKanai and Ishida"Accum ulation Process of Regional Industry and Entrepreneurship:Case Study of Sapporo Valley,"というタイトルで発表を行った(本論文については国際カンファレンスのプロシーディングとしてオーエンスクールのHPに掲載されている)。 また、海外のNPOの研究動向と現状を把握するためにテキサス大学(アメリカ)や延世大学(韓国)において海外の研究者と調査に関する意見の交換と簡単な調査を実施した。
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