研究課題/領域番号 |
12430023
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
金井 一頼 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)
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研究分担者 |
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00232679)
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
小島 廣光 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80093029)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60313970)
福島 英史 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20313439)
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キーワード | 戦略的社会性 / NPO / アクションリサーチ / ベンチャー創造 |
研究概要 |
本年度は、アクション・リサーチとしてサッポロバレー(IT産業の産業集積)にあるNPO的組織であるBizCafeの関連で非公式のNPO組織に相当するIT研究会(別称:金井ベンチャークリニック)を産学官の連携のもとで立ち上げた。この組織は、地域産業の活性化のためベンチャー創造に貢献することを目的(戦略的社会性)として発足したものである。2001年8月から毎月1回のペースでベンチャー診断とアドバイスを行った。この成果は、後日IT研究会の活動の記録としてまとめられる。また、この間3度、次のようなオープンセッションを行った。 1 パソナ代表・南部靖之氏と学生の参加による「学生ベンチャークリニックin BizCafe」:インターネットラジオにて当日のセッションの様子を全て公開している。 2 企業家との討論会「企業の復活:企業はこうして生まれ変わった」 3 早稲田大学・松田修一教授を交えてのベンチャー企業の飛躍を考える経営セミナー なお、アクション・リサーチには研究代表者の金井と研究分担者の石田が参加した。 また、サッポロバレーの形成と展開とNPO的「場」の関係についてはベンチャーフォーラム掲載の金井の論文(2002)としてまとめている。 いずれにおいても、地域産業の活性化のためにベンチャー創造を有効に行うためには、地域における主要な行為主体者が共通のアジェンダのもとに密接な相互作用を行う「場」が必要である。IT研究会はこのような「場」に相当し、このような組織を設立しアクションリサーチを行うことによってNPOの戦略的社会性と組織成果についても多くの知見を獲得することが可能となることが判明した。
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