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2002 年度 実績報告書

NPOの戦略的社会性と組織成果に関する経営学的実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 12430023
研究機関北海道大学

研究代表者

金井 一頼  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)

研究分担者 岩田 智  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00232679)
平本 健太  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
小島 廣光  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80093029)
谷口 勇仁  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60313970)
福島 英史  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20313439)
キーワード戦略的社会性 / NPO / アクションリサーチ / 場 / ベンチャー創造
研究概要

科学研究費が交付された平成12年度から14年度にわたる3年間、NPO(非営利組織)の理論的研究とともにアクションリサーチを中心とする実証研究を実施してきた、本研究では、NPOを「場」と捉えて、このような「場」がベンチャー創造という戦略的社会性に対してどのように貢献できるかについて、実際に非公式のNPOに相当する研究会(ベンチャー創造のための実践的研究会)を立ち上げて、アクションリサーチという我が国においてはあまり試みられていない研究方法をベースにして実証研究を行ってきた。その結果、次のような知見が得られた。
1 地域産業活性化のためベンチャー創造という戦略的社会性を実現していくためには、地域における主要な行為主体者が共通のアジェンダのもとに密接な相互作用を行う「場」が必要である。このような「場」の具体的形態としてNPOは一つの有効な組織である。
2 このような「場」には適切な参加者の確保が必要であり、その適切性とは「貢献意欲」「能力」の両面から捉える必要がある。多くのNPOにおいて、成果の点で問題が生じているのはこのような点からも見ることができる。
3 「場」が有効に機能するためには、参加者相互の信頼が重要な要件であり、その信頼性は貢献意欲、能力とともにパーソナリティにも依存している。
4 ベンチャー創造のような多様な能力を要求される局面では「場」をベースにした相互作用が重要な要件となる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ishida, Syuichi: "Composite Knowledge for High-tech Corporations"Frank-J-Urgen Richter and Caroline Benton (eds.), Meso-Organization. 43-69 (2003)

  • [文献書誌] 平本 健太: "情報システムの活用と競争優位:わが国製造企業及び非製造企業を対象とする実証分析"経済学研究(北海道大学). 52-4. 59-77 (2003)

  • [文献書誌] 金井一頼, 角田隆太郎編著: "ベンチャー企業経営論"有斐閣. 285 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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