研究分担者 |
十名 直喜 名古屋学院大学, 経済学部, 教授 (80247618)
李 捷生 大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (50255634)
植田 浩史 大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (10213357)
河邑 肇 中央大学, 商学部, 助教授 (60307171)
川端 望 東北大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20244650)
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研究概要 |
本年度の研究課題は,第1に,モジュール生産方式を次世代生産システムとの関連で学術的研究に措定するための方法論を検討すること。第2に,モジュール生産に関する国内外の実態を調査し公表すること。第3に,モジュール生産に関する文献・資料のリスト作成とデータ・ベース化を行うことである。 第1の課題については,合宿研究会1回を含む毎月の研究会において,モジュール生産の技術的契機と歴史的契機に関する各自の個別研究成果を持ち寄りつつ議論を継続している。また,坂本が問題提起した次世代生産システムのフレーム・ワーク「循環型生産システム,ネットワーク型生産システム,人間型生産システム」にモジュール生産方式をどのように位置づけるかについて議論を進めている。広義の生産システム論との関連でのモジュール生産方式に関する先行研究が少ないこともあり,国内外の実態調査の積み重ねの上に方法論の確立をはかりたい。 第2の課題については,国内的には植田,川端をグループの中心に,各種産業において実態調査が行われ,データの分析・蓄積が進んでいる。海外実態調査については,本年度は韓国の蔚山市および光州市周辺の自動車メーカーと部品メーカー8社の現地調査が全員参加の下に行われた(平成13年3月18日〜24日)。またこの間,光州市において韓国研究者グループとの合同研究会を行った。成果については,5月までにワーキングペーパーとして公表する。 第3の課題については,文献・資料を個別的に調査し,リストをメール交換することによってデータベースの構築を行っている。
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