研究分担者 |
十名 直喜 名古屋学院大学, 経済学部, 教授 (80247618)
李 捷生 大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (50255634)
植田 浩史 大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (10213357)
河邑 肇 中央大学, 商学部, 助教授 (60307171)
川端 望 東北大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20244650)
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研究概要 |
本年度の研究課題は,第1に,現代生産システムの動向について文献調査し,文献・資料のリスト作成をはかるとともに,これをモジュール生産方式との関連において理論化すること。第2に,モジュール生産を含む現代生産システムに関する国内外の実態を調査し公表することである。 第1の課題については,全体研究会2回を含む数回の研究会において,モジュール生産を中心とする現代生産システムの動向に関する各自の個別研究成果を持ち寄りつつ議論を継続している。 第2の課題については,国内企業調査については,メンバー各自によって実態調査が行われ,データの分析,共有化が進んでいる。また海外実態調査については,まず,10月には,植田がドイツ自動車工業におけるモジュール生産の進展状況を現地調査した(台湾東海大学,劉仁傑教授とともに)。つぎに中国北京,天津,上海各市における自動車メーカーと部品メーカーを含む10社の現地調査が全員参加の下に行われた(平成14年2月27日〜3月6日)。またこの間,2月28日,北京市において,中国国家発展計画委員会産業技術研究所および中国自動車工業会主催によるワークショップに参加し,坂本が「日本的生産システムと自動車工業」,植田が「自動車産業のグローバル競争とモジュール化」と題する報告を行った。中国自動車工業の現状との関連で多くの質問・意見を聞き交歓するという重要な意義があった。なお,以上の成果については,7月までにワーキングペーパーとして公表する。 なお,昨年度末に実施した韓国自動車メーカーおよび部品メーカー現地調査記録については,「韓国自動車メーカーおよび自動車部品メーカーに関する実態調査報告書」(大阪市立大学経済研究所ワーキングペーパーNO.0106,2001年9月)として公表した。
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