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2000 年度 実績報告書

構造転換する資本市場と企業財務に関する実態・実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 12430029
研究機関流通科学大学

研究代表者

濱村 章  流通科学大学, 商学部, 教授 (10034414)

研究分担者 赤石 雅弘  甲南大学, 経営学部, 教授 (70034874)
生駒 道弘  四国大学, 経営情報学部, 教授 (10031840)
後藤 幸男  四国大学, 経営情報学部, 教授 (50047445)
福田 司文  流通科学大学, 教授 (80181270)
榊原 茂樹  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (10030719)
キーワード経営財務 / ベンチャービジネス / 証券市場
研究概要

3年間の研究計画の1年目として,研究資源を投入すべき具体的な領域を確定することに多くの時間を費やした,当初の研究計画通り,研究グループを4つに分け,各グループで今後検討すべき研究内容を具体的に検討していった.各研究グループの研究内容に関しては,関連文献・資料収集が積極的に行われた.また,実証,web上での資料収集に必要なコンピュータ関連の整備充実も図るようにした.これらの資料・文献を駆使して来年度は,具体的な各人のテーマを掘り下げてゆく予定である.これらの設定した研究テーマに関して,十分まとまったものではなかったが,2回程度小さな研究会を開催し,今後の発展につなげるように努力した.
この研究費を通じて実施しようと考えていた実態研究であるが,厳しい時間的な制約の中,満足の行く調査研究を実施することができ,共同研究者一同にとってきわめて有益であった.YKK東北工場への視察と担当者への聞取り調査では,多品種生産,中国進出の問題について有益な意見交換を行えた.また,アイワ株式会社の財務担当者とのセミナー開催では,アイワのビジネスモデルが直面する大問題や為替管理について有益な知見を得ることができた.そのほか,マザーズ生誕1周年になろうとする,東京証券取引所でのマザース担当者への聞取りも構造転換する企業財務が直面すべき数々の問題を担当者にぶつけることで,研究者の理解が大きく前進した,マツダでは,財務再構築を進行中のかなり生々しい.現実の財務問題について担当者より様々な角度から率直な問題意識を開示してもらえ,日本企業の財務問題に対する認識をさらに前進させることができた.
このように,文献的な研究と事態調査とをうまく混ぜ合わせながら,各グループでの分担テーマを深化させてゆきたい.来年度も,精力的に聞取り調査を実施してゆく予定である.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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