研究分担者 |
杉山 健一 千葉大学, 理学部, 助教授 (90206441)
野澤 宗平 千葉大学, 理学部, 教授 (20092083)
越谷 重夫 千葉大学, 理学部, 教授 (30125926)
宗政 昭弘 九州大学, 数理学研究科, 助教授 (50219862)
山田 裕理 一橋大学, 経済学研究科, 教授 (50134888)
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研究概要 |
研究課題に関して,今年度は以下のような研究成果を得た。 1.分担者である宗政,原田(分担者)との共同研究として,Boris Venkov氏の研究協力を得て,48次元のextremalな符号および格子について研究を進めた。特に,singly even codesとodd latticeについて,shadowのweight enumeratorおよびtheta seriesを中心にneighborの構成を行った。この研究については,来年度以降も続けられるが,研究の一部(extremalなものをneighborに持つ場合と持たない場合の構成)については論文として準備中である。 2.山田(分担者)との共同研究として,林正洪氏(台湾国立成功大学)の研究協力を得て,√<2>A^<12>_2型latticeのLeech latticeへの埋め込みを用いたモンスター代数の分解について研究を進め,特に,モンスターの位数3の元と関わるW代数W_3が含まれていることを,Dong-MasonによるZ_3-orbifold constructionを用いて示すことが出来た。これについては,論文としてまとめられており,出版が予定されている。 3.上記のLeech latticeと、√<2>A^<12>_2の関係を記述するF_4-codeとZ_3-codeの組み合わせについて,実例が知られていない場合についての考察を試みた。この件については,はっきりした結論は得られておらず来年度の課題とする。
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