研究概要 |
1、P.I.Naumkinとの共同研究により微分項を含まない2次の非線形項を持った非線形Schrodinger方程式の解の時間大域解を非線形項の構造を利用して示した。この結果は以下の雑誌に発表されている。International Mathematics Research Notices,3,pp.115-132,2000. 2、2次の非線形項を持った非線形波動方程式の外部問題に対する時間大域解を一般化された微分を用いて示した。この結果は以下の雑誌に発表されている。Commun.P.D.E.,25,pp.423-456,2000. 3、P.I.Naumkin,P.N.Pipoloとの共同研究によりDerivative typeの非線形Schrodinger方程式の解に対する解析的平滑化について線形方程式の解の平滑化及び方程式固有の作用素を利用して考察した。この結果は以下の雑誌に発表されている。Tsukuba J.Math.,24,pp.21-34,2000. 4、P.I.Naumkin,E.I.Kaikinaとの共同研究により1次元複素Landau-Ginzburg型方程式のなかで3次の非線形項を持つ方程式の解の漸近的振る舞いを非線形項の積分平均が0になるような方程式に変換することによって考察した。この結果は以下の雑誌に発表されている。Proc.Royal Soc.Edinburgh,130A,pp.1029-1043,2000 5、P.I.Naumkin,Y.Yamazakiとの共同研究により長距離型の非線形項を持つ非線形Schrodinger方程式の修正された意味での散乱問題を解析関数の空間のなかで示した。この結果はProc.A.M.S.に掲載が決まっている。
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