研究課題/領域番号 |
12440067
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
山崎 典子 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (20254146)
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研究分担者 |
大橋 隆哉 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (70183027)
石崎 欣尚 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (10285091)
青木 勇二 東京都立大学, 理学研究科, 助手 (20231772)
満田 和久 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 教授
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キーワード | X線天文 / X線分光 / 放射線検出器 / 極低温 / 常磁性体 / 磁化率 |
研究概要 |
1.希土類置換YAG結晶の物性測定 当初の予定通り、30%Er^<3+>置換YAG結晶をの低温かつ磁場を印加した状態での比熱、磁化を測定することに成功した。Er原子とYAG結晶との相互作用による効果のため、磁化は複雑な振舞を示すことがわかった。またErが高濃度に含まれているためか、Er-Erの相互作用も現れた。これらの結果から、放射線検出器としての可能性を確認できた。一度α線照射実験も行なったが、パルスの検出には成功しなかった。熱伝導率が大きいためではないかと考えている。 2.希土類熔融金属センサの作成準備 希土類を金などの金属に微量熔融し、時定数の短いセンサを製作する準備を進めている。今年度は、真空中に赤外線を導入し1300℃まで加熱する装置を製作した。 3.銀河間物質の観測的研究 Lyman α吸収を示すクェーサーPKS2145+067のX線スペクトルを観測、解析し、電離した物質の総量に制限を与えた。また銀河団内の銀河間物質の温度等を観測的に決定した。
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