研究分担者 |
藤垣 元治 和歌山大学, システム工学部, 助手 (40273875)
野村 孝徳 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (80222206)
GOLDAR Dulal Delhi College of Engg., Dept. of Civil Engg., India, Professor
KIM Myung Soo Kunsan National Univ., Dept. of Mech. Engg., Korea, Asso. Prof.
BAEK Tae Hyun Kunsan National Univ., Dept. of Mech. Engg., Korea, Professor
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研究概要 |
本研究の目的は,DMDを用いてより発展した新しい高速高精度形状・変形・ひずみ解析装置を開発し,本研究で開発する積分型位相シフト法による実時間位相解析装置を光弾性による応力解析やスペックルの解析に適用して実時間で光弾性縞の位相解析やスペックル干渉縞の位相解析を行う手法を開発することである.本研究では次に示す成果が得られた. 1.DMD素子の動きおよび本研究で提案する方法をシミュレーションにより確認した.その結果,提案アルゴリズムが正しいことが確認できた. 2.DMD反射式CCDカメラを製作し,準静的な実験により位相シフト走査モアレ法による等高線・等変位線画像の作成実験を行った.その結果,原理通りの結果が得られることが確認できた. 3.DMD反射式CCDカメラ一体型の形状計測光学装置を製作した. 4.一体型の形状計測光学装置とパソコンと組み合わせることにより計測システムを構築した. 5.DMDを用いた位相シフト走査モアレ法のハードウエア回路の概略設計を行った. 6.DMDのコントロールに必要な情報を入手し回路設計を行った. 7.光弾性法による実時間応力解析に用いるための新たな位相シフト手法を提案した.その手法を実現する装置を開発し,実験により有効性を確認した. 8.その位相シフト手法を改良し,少ない撮影枚数で計測が可能なことを実験により確認した. 9.2成分同時積分型位相シフト法を提案し,ひずみ解析が行えるモアレ干渉縞解析に適用した. 10.積分型位相シフト法をラインセンサーを用いた形状変形計測に適用するアルゴリズムを開発した. 11.シミュレーションおよび実験によりそのアルゴリズムの有効性を確認した. 12.新たに周波数変調型の位相接続手法を開発した.
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