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2000 年度 実績報告書

分散マネージメントソリトンを用いた超高速光パルス伝送の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12450148
研究機関東京大学

研究代表者

多久島 裕一  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (10272585)

キーワード光ソリトン / 光ファイバ / 光通信 / 非線形光学 / 分散 / 分散補償 / 超短パルス
研究概要

平成12年度は、主として分散マネジメント伝送路中の固有光パルスに関する理論解析と、超短パルス伝搬のための伝送路の設計を行った。
1.分散マネジメント伝送路中の固有光パルスの解析
分散マネジメント伝送路における固有光パルスを数値的に求め、固有光パルスの性質と安定性について議論した。光ファイバ中の非線形パルス伝搬を表す非線形Schrodinger方程式に損失項、高次分散項、高次非線形項を加えた伝搬方程式を基に、上記の固有値問題を解き、固有光パルスを求めて、光パルスが高次分散などの効果に対してどの程度の耐力があるかを固有光パルスが存在するかどうかによって判断して、超短パルス伝送する上での究極的な伝送限界を求めた。
2.超短パルス伝送のための分散マネジメント伝送路の設計
固有光パルスがなるだけ現存するパルス光源に近くなるように光ファイバの分散と長さの組み合わせを調整し、分散マネジメント伝送路の設計を行った。また、周回ループ実験の構成について着手し、40Gbit/s伝送実験の基本的な動作を確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Inburonski,Y.Takushima,K.Kikuchi,T.Tanaka,S.Higashi: "Adjustable Coupled Two-Cavity allpass filter for dispersion slope compensation of optical fibres"Electronics Letters. 38・6. 511-512 (2000)

  • [文献書誌] 菊池和朗,多久島裕一: "長距離光ファイバ伝送における分散マネージメント"電子情報通信学会会誌. 83・10. 743-747 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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