研究課題/領域番号 |
12450161
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
出口 光一郎 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30107544)
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研究分担者 |
中島 平 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 講師 (30312614)
本谷 秀堅 山形大学, 工学部, 助教授 (60282688)
岡谷 貴之 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 講師 (00312637)
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キーワード | 医用画像処理 / 眼底画像 / 立体形状復元 / ステレオ / 能動視覚 / 動画像処理 / 立体表示 / コンピュータビジョン |
研究概要 |
眼底カメラをわずかづつずらして撮影したステレオ眼底画像や、視線を変えて眼底の広い範囲を撮影した複数枚の眼底画像から、眼底の立体形状を復元し、眼底のパターンを3次元表示するシステムを開発する。眼底は、血管や神経を外部から直接見ることができる、人間の身体内での唯一の部分で、眼底画像は、眼の疾患の診断、治療のみならず、全身疾患の状態を知ることにも利用できる。まず、生体眼と撮影用広角レンズを併せた光学系を、個人個人の特性と時々刻々と変化する撮影条件とを考慮し、しかも、単純で解析が容易な光学系としてモデル化した。そして、その光学系を通して見ている画像から対象の3次元形状を、得られている眼底画像のみから復元する手法を開発、検討した。 1年目の基本理論と手法の開発・検討、データ収集に基づき、2年目の13年度は、順次、以下の研究開発を行った。 1.立体形状解析方法の開発とプログラム作成・システム化。 2.模型による実験用画像データの収集(光学模型を製作)。 3.計測した立体形状データのグラフィック表示方式の開発(光学模型を製作)。 4.光学模型による誤差の解析。 5.システムとしての性能の評価(東大病院、東北大病院などの協力による)。
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