• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

建築外装材料選定支援システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12450219
研究機関東京大学

研究代表者

野口 貴文  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80208321)

研究分担者 兼松 学  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (00312976)
キーワード建築外装材料 / 2次元フーリエ変換 / 材料選定システム / ヒヤリング調査 / データベース / テクスチェア
研究概要

本年度の研究成果は以下のとおり
1.美観性能の定量化に向けた研究とデータベースの構築
建築外装材の美観性能に関して、代表的な建築外装材料の美観に関わる物性データの測定を行い、2次元フーリエ変換によるテクスチュアの評価とデータ収集を行いった。
ここで得られたデータをもとに、アプリケーション形式、あるいはWEB上での壁体材料選定最適化のシミュレイションの開発を目的としたデータベースのプロトタイプの制作を行い、本研究室のホームページにて試用公開した。
http://bme.t.u-tokyo.ac.jp/texture_DB/search.asp
2.住宅メーカーの材料選定システムのヒヤリング調査
材料選定システム構築にむけた第1段階として、住宅住宅メーカーにおける材料選定モデルの詳細な現状調査を行った。製品の生産過程および、ユーザーの要求に対応する性能(外壁を構成する各種部材・材料の性能値)を如何に捉え方、建材の性能の管理手法の現状調査を調査項目とし、大手住宅メーカー3社にヒアリング調査をおこない以下の知見を得た。
・要求性能と材料性能を対応させて系統立った評価・管理を試みていた実例は少ない
・性能評価の点ではJIS、JAS規格と併せて、必要に応じてクローズドの各社の規格によって試験・評価を行っている。
・評価システム構築のためには、各メーカーとも耐久性能の取り扱いに関して更なる研究の必要性が指摘された。
・従って、新しい素材、構造、工法を導入する際には要求条件と材料性能を対応させた評価システムが望まれていることが明らかとなり、引き続きシステム構築に向けたモデルの開発を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 兼松学, 長井宏憲, 野口貴文: "性能設計による建築材料選定システム構築のための基礎的研究-その1. 材料選定システムの概要および視覚的性能評価手法"日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1分冊. 587-588 (2001)

  • [文献書誌] 長井宏憲, 兼松学, 野口貴文: "性能設計による建築材料選定システム構築のための基礎的研究-その2. 外装材料の視覚的性能評価"日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1. 589-590 (2001)

  • [文献書誌] 長井宏憲, 野口貴文: "性能設計による外装材料選定のための基礎的研究"2001年大会 学術講演会研究発表論文集 2001.10.11〜12. 169-172 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi