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2000 年度 実績報告書

スケルトン賃貸型集合住宅におけるインフィル供給・管理システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12450243
研究機関京都大学

研究代表者

高田 光雄  京都大学, 工学研究科, 助教授 (30127097)

キーワードふれっくすコート吉田 / スケルトン賃貸型集合住宅 / インフィル・マネジメント・システム / ストック・マネジメント / 可変インフィル / 住まい手参加型 / 二段階供給方式 / 支援ツール
研究概要

本研究は,大阪府住宅供給公社の賃貸住宅である「ふれっくすコート吉田」(以下,吉田プロジェクト)を対象とし,特に,ストック・マネージメントの視点から新たに開発したインフィル供給・管理システムに着目した上で,1.住まい手による可変インフィルの利用実態調査,2.可変インフィルの変更・追加・撤去工事の実態調査,3.インフィル供給・管理組織の活動実態調査,4.インフィル供給管理への住まい手参加支援システムの利用実態調査を行い,インフィル供給・管理システムの有効性を総合的に評価することを目的としたものである。
今年度の研究成果としては,まず,入居段階におけるインフィル供給への住まい手参加支援システム(コンピューターを活用した間取り決定支援システム)の開発とインフィル・コーディネートを実施し,スケルトン賃貸型集合住宅において支援ツールの開発・運営管理とインフィル・コーディネート実施体制の整備が居住者を支援するために必要であること,住まい手の主体的な可変インフィルの利用計画により個性的で満足度の高い間取りを実現できることを明らかとした。また,可変インフィルの利用実態調査,可変インフィルの変更・追加・撤去工事の実態調査を行うことにより。可変インフィルの利用特性と居住者属性や住戸形態との関係性や,可変インフィルの施工における技術的問題等について検討を行い,居住者支援の有効性と具体的な課題の抽出を行うことができた。さらに,これらを踏まえることにより,持続的に居住者を支援することと,効率的にインフィルの再使用を促進することを目的としたインフィル・マネジメント・システムの概念の構成と機能を明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高田光雄: "スケルトン賃貸型集合住宅におけるインフィル・マネジメントその1〜その3"日本建築学会大会学術講演梗概集. 2000年・E-2分册. 403-408 (2000)

  • [文献書誌] 安枝英俊: "大阪府住宅供給公社次世代住宅・ふれっくすコート吉田におけるインフィル・マネジメント・システム"Housing Tribune住サイエンス版. 2000年No.14 8月10日号. 60-65 (2000)

  • [文献書誌] Hidetoshi Yasueda : "CONSTRUCTION AND INFILL MANAGEMENT SYSTEMS AT FLEX COURT YOSHIDA"CONTINUOUS CUSTOMIZATION in Housing Open Building Tokyo 2000 Proceedings of the Conference of CIB W104 Open Building Implementation. 254. 79-86 (2000)

  • [文献書誌] 高田光雄: "公社次世代都市型集合住宅「ふれっくすコート吉田」報告書 2000"大阪府住宅供結公社. 143 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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