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2001 年度 実績報告書

マイクロリアクタープロセスの知的ネットワークによる運転管理

研究課題

研究課題/領域番号 12450309
研究機関東京工業大学

研究代表者

黒田 千秋  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80114867)

研究分担者 松本 秀行  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90313345)
吉川 史郎  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40220602)
小川 浩平  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00016635)
キーワードマイクロリアクター / プロセス / 知的システム / ネットワークシステム / 運転管理 / マルチエージェント / ニュートラルネットワーク / シミュレーション
研究概要

精密な温度制御や反応時間制御、廃棄物や毒物の安全管理を目指した自由度の高いマイクロリアクタープロセスの制御・運転管理を柔軟かつ的確に行うために、ニューラルネット、ペトリネット、マルチエーッジェントネットなどのネットワーク型モデリングシステムを融合させた知的ネットワークシステムを検討し、また、同システムの実用化を検討するためのモデル実験を行い、以下の成果を挙げることができた。
1.流動シミュレーション、装置挙動シミュレーション、プロセス挙動シミュレーションなどの階層的動的シミュレーションのシステムが、それぞれエージェントとして並列に動作するようなマルチエージェント指向の情報処理ネットワークを構築し、空間的不均一性を持つ化学プロセスの動的挙動を異種複数モデルに基づいて精密かつ効率的にシミュレーションするハイブリッド手法を開発した。
2.単位モジュール装置の組立てを行いながらマイクロリアクタープロセス全体を運転管理していく状況を、上述の情報処理ネットワーク上でシミュレーションすることに成功し、最終目標であるマイクロリアクタープロセスの知的な制御・運転管理システムの有効性を確認することができた。
3.精密な温度制御や反応時間制御が必要となる高分子重合プロセスをマイクロリアクタープロセスで実現するために、発熱性乳化重合プロセスの装置挙動をニューラルネットワークでモデル化することを試み、モデル反応器内の多測定点で分散計測・分析した実データを用いて複雑な重合反応挙動を予測する手法を見出すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Matake Mazunori: "Agent-Oriented Dynamic Process Simulation based on Ordinary and Partial Differential Equation Models"Knowledge-Based Intelligent Information Engineering Systems & Allied Technologies, KES'2001. 1. 612-616 (2001)

  • [文献書誌] 木村 直樹: "マイクロ化学プロセスの運転のためのマルチエージェント指向組立システム"化学工学会第67年会講演要旨集. C323 (2002)

  • [文献書誌] Kuroda Chiaki: "Neural Network Modeling of Temperature Behavior in a Exothermic Polymerization Process"Neurocomputing. 43. 77-89 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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